田中真紀子も野田も辞めちまえ
産経抄(産経新聞:11月3日)
引用する。
もうそろそろ何かやらかすはずだと心配していたら、やっぱりやってくれた。田中真紀子文科相が、来春に開校を予定していた3大学の新設に待ったをかけたのだ。文科相の諮問機関の答申を覆し、民主党流の愚かな「政治主導」をみせつけた。▼「大学設置のあり方を抜本的に見直す」という田中文科相の言い分は正論だ。新しい大学をつくっても学生が集まらず、経営不振に陥っている学校法人は一つや二つではない。設置認可の厳格化も大賛成だが、性急にもほどがある。
▼第一、審議会の答申は前大臣の諮問を受けてのものだ。大学側はすでに入試準備を進めており、途方に暮れている。受験生だけでなく、3大学に採用されるはずだった教職員は、人生の進路を一大臣のきまぐれで狂わされかねない。
▼もうひとつ気がかりなのは、田中文科相が朝鮮学校への高校無償化適用に前のめりなことだ。先月の会見では「早く政治決断で決める」と強調している。外相時代、日本に密入国して拘束された金正男をすぐ強制送還したように、この人が政治決断すると、ろくなことはない。
▼かつて小渕恵三、梶山静六、小泉純一郎の3氏が争った自民党総裁選を「凡人、軍人、変人の戦い」と評したように、彼女には評論家の才はある。ないのは父親にはあった判断力や人心掌握力で、ダメな2世議員の典型としてあげつらわれるのは角さんもつらいだろう。
▼野田佳彦首相の人を見る目のなさは、前法相の辞任劇でも明らかだが、放っておけば教育現場にさらなる混乱が広がるのは必至だ。田中氏だけ辞めさせるわけにいかないなら、総辞職という手もある。国会でろれつがまわらなくなった首相を見るのは忍びない。
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