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November 06, 2012

「世界一」もほどほどに

 「【風の間に間に】 論説委員・皿木喜久 『世界一』もほどほどに」(産経新聞:11月6日)

 韓国の言う「韓国は世界一」というのは、韓国でしか通用しない。馬鹿な事を言って世界中から馬鹿にされるのは勝手だが、日本に迷惑をかけるなよ。

 記事を引用する。

 「大阪特派員」時代に書いたことだが、かつての大阪には「東洋一」があふれていた。

 戦前、大阪城の周辺にあった陸軍の大阪砲兵工廠(こうしょう)は「東洋一の軍需工場」だった。吹田市の旧国鉄吹田操車場は教科書に「東洋一の貨物ヤード」と書かれた。昭和31年ごろ建設が始まった枚方市の香里団地は「東洋一の団地」と言われたそうだ。

 「世界一」とまでは言わないが、「日本一」なんてもんじゃない。そんな大阪人の気概のようなものが感じられた。

 発展中の国や都市が「世界一」や「東洋一」を誇り、またそれを目指すのはごく自然なことだ。だが隣国・韓国の「世界一」自慢だけは、ちょっと度を越している。

 韓国出身の呉善花さんの『虚言と虚飾の国・韓国』によれば、韓国民は自国の歴史の中にだけでも、いくつもの「世界一」を主張してきた。「中国四千年」を上回る「半万年の歴史」や「世界最古の木版印刷物」等々である。

 だが呉さんに言わせれば、確かなのは「世界最古の金属活字と金属活字印刷本」ぐらいで、他は国際的に認められていない「世界一」だという。中でも理解不可能なのは「ハングルは世界一の文字」だ。

 ハングルは、15世紀に李朝の世宗国王の指示で作られた表音文字だ。それがなぜ「世界一」なのか、韓国人によれば「いかなる言語でも表記できる」からだそうだ。だが韓国社会に詳しい豊田有恒氏は、著書『韓国が漢字を復活できない理由』で、隣の国・日本の人名、地名すら正しくは表記できないと断じる。

 それでも「ハングルは世界一」はもはや「信仰」に近い信念らしい。かつては「ハングルの日」という祭日まであったという。

 韓国政府も戦後、それまで漢字とハングルを併用していた韓国語表記から漢字追放に乗り出し、1970年以降は公用文書や教科書から姿を消していく。

 豊田氏によれば、漢字排斥の背景には「反日」もあった。それまで使っていた漢語の多くは戦前、日本から流入したいわゆる「和製漢語」だったからだ。

 いずれにせよ、この乱暴な国語政策は韓国文化を混乱させた。何しろそれまでの文書は文字の半数以上が漢字だったから、ハングルしか習わない世代は、古い歴史書も研究書もまともに読めなくなるのだ。

 実はこうした「危機」は日本人も経験している。戦後すぐ日本の「教育改革」を進めるため来日した米国の教育使節団が、日本語のローマ字化を勧告したからだ。

 「漢字は習得が難しいから日本人の教育程度は低く、軍部の独走を許した」というむちゃな理由だったが、日本人にも同調者が出る。ローマ字による実験授業まで行われた。

 幸い日本人への読み書きテストをしてみると、漢字の習得率は極めて高いことが分かり、ローマ字化は見送られた。もし実現していたら、今の日本人は「日本書紀」や「源氏物語」はもちろん、近代の小説や戦前の新聞すら読めなくなっていた。

 だから韓国も一刻も早く漢字を復活させるべきだ。などと言えば「余計なお世話」と反発されるだろう。だが「世界一」幻想で、自国や他国の歴史を客観的に学べなくなれば韓国人にとって不幸である。それでますます「反日」を強められては、甚だ迷惑な話だ。


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