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April 24, 2012

重体は児童3人に 妊娠中の女性は重傷 逮捕の少年、無免許か

 「重体は児童3人に 妊娠中の女性は重傷 逮捕の少年、無免許か」(産経新聞:4月23日)
 ひどい話だ。事故を起こした「犯人」は18歳で無免許。一晩中、車で走った後の事故だ。無免許だからもちろん保険も未加入だし、被害者に対する賠償も難しいのではないか。厳罰に処するべきである。

 ただ、罰するだけでなく、一生強制的に働かせて被害者に賠償させることはできないのだろうか。親の気持ちを考えるとやりきれない。

 記事を引用する。

 23日午前8時ごろ、京都府亀岡市篠町篠上北裏の府道で、集団登校中の小学生ら約10人の列に軽乗用車が突っ込み10人が負傷した事故で、男子児童1人が意識不明の重体となった。このほか意識不明の重体になっているのは女子児童2人。

 府警は自動車運転過失傷害の疑いで、車を運転していた亀岡市の少年(18)を現行犯逮捕。車には少年のほか2人が乗っていた。

 府警によると、少年は「間違いありません」と容疑を認めている。無免許だったとみられる。少年らの話によると、一晩中、車で走っていたという。

 府警によると、負傷者は現場近くの市立安詳小の1~5年の男女児童9人と保護者の女性(26)。重体の3人は2年生と3年生の女児と1年生の男児。少なくとも保護者女性を含む4人が重傷を負った。女性は妊娠中だった。負傷児童は5年生が1人、3年生4人、2年生1人、1年生3人。


 悲しい続報だ。遺族の悲しみと怒りはいかほどか。バカなガキがのさばる世の中は明らかに間違っている。

 「7歳女児と妊娠中の26歳女性が死亡」(産経新聞:4月23日)

 記事を引用する。

 京都府警によると、京都府亀岡市篠町篠上北裏の府道で23日、集団登校中の小学生ら約10人の列に軽乗用車が後ろから突っ込んだ事故で、小谷真緒さん(7)と、松村幸姫さん(26)の2人が死亡した。

 松村さんは妊娠中で列の最後尾にいたという。


 「『死んで償ってもらう』死亡妊婦の夫」(産経新聞:4月24日)

 困ったことに現行法(道交法)では死刑にはならない。他人の命を奪った者は同等の物(自分の命など)で償わせないといけないと思う。要は加害者の更正よりも被害者の救済を優先せよということだ。法律の厳罰化を求める。こんな話、聞いただけで泣けてくる。

 記事を引用する。

 23日午前8時ごろ、京都府亀岡市篠町の府道で、集団登校中の小学生ら10人の列に軽乗用車が後ろから突っ込んだ。この事故で小学2年の女子児童(7)と登校に付き添っていた女性(26)が死亡。女性は妊娠7カ月だったが、胎児も助からなかった。(サンケイスポーツ)

 集団登校列の最後尾で児童に付き添っていた京都府亀岡市の松村幸姫(まつむら・ゆきひ)さんが、18歳少年による無免許居眠り運転の車に命を奪われた。妊娠7カ月。お腹の中にいた3人目の子供も犠牲となった。「加害者には死んで償ってもらう」。最愛の妻を失った夫は声を絞り出した。同じく死亡した安詳小学校2年、小谷真緒さんの祖父は「何をおいても犯人が憎い」と唇をかんだ。あってはならない悲劇が繰り返された。

 心待ちにしていた新しい家族をお腹に宿したまま、松村幸姫さんは帰らぬ人となった。妊娠7カ月。今夏に出産予定だった。

 「また女の子や。健康やったらいいな」

 夫の晶史さん(28)と喜び合い、名前を考えていた日々。長女に付き添った春の通学路で命を絶たれた。

 「頑張って行ってきいや」。23日朝、晶史さんは4月に小学校に入学したばかりの長女、蒼愛(そあら)さんと幸姫さんを見送った。まだ慣れない登校にぐずってしまう蒼愛さん。集団登校の正式な付き添いではなかったが、幸姫さんが途中まで見送る。それが家族の新しい朝の風景だった。

 少したつと、幸姫さんが家に置いていった携帯電話が何度も鳴った。近所の人から「車が突っ込んだ」という連絡だった。慌てて駆け付けた現場で、まだ意識がある幸姫さんは「足が痛い」と何度も訴えた。

 「頑張れ!!」

 晶史さんは、救急車で名前を呼びながら励まし続け、近隣の広場で待機していたドクター・ヘリを見送ったが、妻は搬送先の病院で息を引き取った。白い布に包まれた遺体は23日午後11時半すぎ、車で自宅に運ばれた。無言の帰宅だった。

 幸姫さんは中高生のときはテニス部に所属。3月末まで同府南丹市の歯科医院で働いていた。「マイペースで優しい妹だった」と兄の中江龍生さん(28)。最後に一緒に食事をした先週、生まれてくる3人目の子について話が弾んだ。父の建設業、中江美則さん(48)も3人目を楽しみにする姿を覚えている。「悔しいやろな」と娘を思い、突然の別れに「残念です」と声を震わせた。

 「優しくて、よくやってくれた」とはにかむような表情で幸姫さんを語った晶史さん。「加害者には死んで償ってもらうしかない」。突然逝った妻が着ていた服を腕に抱え、声を振り絞った。

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