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March 25, 2012

「船中八策」を揶揄する天声人語

 2月15日の朝日新聞の天声人語で、維新の会の「船中八策」を取り上げている。維新の会に対する支持率が高いことに対して次のように言う。

 「熱狂の向こうに光があるか茫然(ぼうぜん)があるか、冷静な吟味がいる」

 自民党が与党の時からずっと民主党の肩を持つ記事や社説を載せ、政権交代へと世論を「熱狂」させたのは他ならぬ朝日新聞である。「冷静な吟味」をしてから新聞を発行すればどうか。

 引用する。

日本人は尊皇攘夷(そんのうじょうい)のころから漢字4文字の7音が好きだと作家の半藤一利さんが本紙で語っていた。王政復古や八紘一宇(はっこういちう)など、それだけで近代史が書けると。そんな国民の琴線を知ってか、大阪維新の会の「船中八策」も4文字7音に類している▼もとは、坂本龍馬が京都へ向かう船中で練った八項目の近代国家構想を言う。「本歌取り」をした同会(代表・橋下大阪市長)が開く維新政治塾は、応募者が3千人を超え、国政に嵐を吹かせる勢いだ▼八策の報道前の本紙世論調査では、54%が次の衆院選で国会に影響力を持つ議席を取ってほしいと答えていた。橋下氏の政治手法を評価する人は3分の2にも達した。「大阪の現象」を超えて全国フィーバーの様相である▼前々回の衆院選では多くの「小泉チルドレン」が赤絨毯(じゅうたん)を踏んだ。前回は一転、「小沢ガールズ」たちがバッジをつけた。次は「維新ボーイズ」とでもなるのだろうか。出口の見えない閉塞(へいそく)感の中、民意は巨大な塊となって漂流している▼現代版八策の中身は幕末の志士ふうだ。首相公選制や参院の廃止など、憲法や国の形をわかりやすく一変させる志向が強い。実現性は薄くても、今の生きづらさや英雄待望論には響き合う。計算してのことだろう▼驚くような勢いは、世の鬱憤(うっぷん)をはらんで巨大化していく風船を思わせる。とはいえ将来に向けて地道な変化を積み重ねていくのが民主主義の姿であろう。熱狂の向こうに光があるか茫然(ぼうぜん)があるか、冷静な吟味がいる。

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