日韓首脳会談についての各紙社説
10月20日の各紙社説は日韓首脳会談を採り上げている。以下に見出しを列挙する。頼りになるのは産経新聞だけだ。
産経: 日韓首脳会談 前進してこそ「未来志向」
朝日: 日本と韓国―かけがえのない隣人だ
毎日: 日韓首脳会談 摩擦小さくする知恵を
読売: 未来志向で成果を上げたい
産経新聞の社説から抜粋する。
「野田佳彦首相と李明博韓国大統領との会談は、『未来志向の日韓関係を推進する貴重な、大きな第一歩』とした首相自身の評価とは裏腹に、今後に向けての禍根を残したのではないか」
政府・民主党は日韓首脳のシャトル外交を復活させたが、韓国が訪日する順番であるにもかかわらず、逆に日本が訪韓した。民衆党にとって、それほど韓国が大切なのか。売国政党である。
「極めて遺憾なのは、野田首相によれば、日韓の最大の懸案である竹島と、いわゆる慰安婦問題を両首脳が議論しなかったことだ」
これらの問題を解決せず先送りにして、経済関係だけを優先させるのは間違っている。これらの問題がいつ噴出してくるかわからないからだ。単なる先送りにすぎない。そもそもどちらの問題も、韓国が一方的に問題化しているだけである(前者は朝日新聞が炊き付けた)。これらの問題が解決しないなら、国交を断絶しても構わないではないか。日本の国益を大きく損ねた訪韓であった。
「ソウルの日本大使館前では慰安婦の碑の建立が計画され、許可したソウル市鍾路区に保健福祉相が推奨文書を送るなど韓国政府あげての後押しが展開されている状況だ。野田首相が抗議しなかったことは、韓国側主張を認めたと受け止められかねない」
その通りで、竹島や慰安婦に関して発言しないことは、相手の意見を了解したことになるのが国際常識だ。
「今年6月に発効した日韓図書協定は、韓国が保管する「対馬宗家文書」など日本由来の古文書引き渡しは求めていない」
日本に対して不利益なだけの片務的な協定である。政府・民主党は韓国の利益のために日本の国益を損ねている。
「首脳同士の率直な議論を避けていては『未来志向』は前進しない」
政府・民主党にとっての「未来志向」は「問題の先送り」でしかない。
最も腹立たしい内容の朝日新聞の社説から抜粋する。
「就任から日の浅い野田首相と玄葉外相が、国際会議を除く初めての外国訪問先として、そろって韓国を選んだ。かけがえのない隣人同士であり、日本は韓国を重く見ている。そんなメッセージを送ることができたのはよかった」
韓国は日本から竹島を奪い、日本漁船を拿捕し、死者も出ている。韓国では反日教育が行われている。どこが「かけがえのない隣人同士」なのか。「日本は韓国を重く見ている」という誤ったメッセージを送ることは日本の損失でしかない。
「今回の首相訪韓は上々のすべり出しだったといえるのではないか」
何の問題も解決しない訪韓のどこが上々のすべり出しなのか。朝日新聞の勝手な思いにすぎない。
首脳間の頻繁な行き来が大事だということでも一致した。今度は李大統領にできるだけ早く日本に来てもらいたい」
本来なら、韓国側が訪日する順番なのだが、あえて日本が訪韓する必要などなかったはずだ。
「植民統治時代に日本に持ってきた朝鮮王朝の図書を今回、韓国政府に引き渡したのはいいが、本来なら、「韓国併合100年」の節目だった昨年に渡しておけば、もっと喜ばれていたはずだ」
朝鮮王朝の図書の引き渡しなどすべきではなかった。日韓基本条約で解決済だし、産経新聞が書いているように、韓国が保管する「対馬宗家文書」など日本由来の古文書引き渡しは行われない。一方的に韓国を利する協定である。また民主党の菅は、「韓国併合100年」に謝罪を行っている。しかも韓国が指定した日にだ。どれだけ卑屈になれば気が済むのか、民主党は。朝日は更に「韓国併合100年」時に朝鮮王朝の図書を引き渡せばよかったと、更にとんでもない事を書いている。
「従軍慰安婦への個人補償の問題がいま改めて出ている。韓国政府は日本に協議を求め、日本政府は1965年の日韓協定で解決したとして拒んでいる。ただ慰安婦などの問題は90年代あたりから浮上した。「65年時点ですべて解決済み」と単純に言いにくい側面があるのも事実だ。だからこそ、日本で官民協力の「アジア女性基金」の活動が行われもした。そんな背景は知っておかねばなるまい」
この箇所が最も腹立たしい。まず、「従軍慰安婦」というのは左翼や朝日新聞が作った造語であり、歴史的な呼称ではない。そのような用語を括弧書きにもせずに使うのはおかしい。また、朝日新聞は「慰安婦などの問題は90年代あたりから浮上した」と平然と書いているが、元々「従軍慰安婦」が問題化したのは、朝日新聞の誤った報道による。日本の国益や尊厳を大きく損ねている責任を取るべきだ。それから、「アジア女性基金」は韓国の「従軍慰安婦はほとんど受け取らなかった。日本政府が賠償していないという理由だったが、韓国としては「従軍慰安婦」問題という外交カードを温存したかったのだ。
毎日新聞の社説から抜粋する。
「困難な課題は少なくないが、さまざまな分野で交流を深めることで両国の絆を一層太くし、摩擦や対立を深刻化させない知恵を双方が出し合っていきたい」
竹島問題も従軍慰安婦問題も韓国に責任がある。摩擦や対立なしにこれらの問題の解決などできない。
「安全保障でも経済でも、日韓は互いに切り離せない関係だ。東アジアを代表する二つの民主主義国家として、地域の安定にも責任を持っている。政治や経済だけでなく、文化や人的交流も含む両国間のパイをもっと大きくし、摩擦や対立を相対的に小さくする努力を重ねたい」
日本から韓国への輸出額は、輸出額全体の約1割。韓国の自動車やIT製品などの産業は日本からの部品輸入に依存している。にもかかわらず韓国では竹島の実効支配を強め、毎週ソウルで反日デモが行われている。そんな国と交流などできない。韓国が竹島を日本に返すまで、まず国際司法裁判所に訴え、経済制裁を行い、国交を断絶し、最後に実力行使で奪還すべきである。
読売新聞の社説から抜粋する。
「首相は『大局的見地で前進させる気持ちがあれば、困難な問題は乗り越えられる』と応じた」
具体性が全くない発言だ。
「歴史認識をめぐる問題が日韓関係全体に悪影響を及ぼすのは避けることが肝要だ。ただ、民主党政権は、関係改善を重視して、韓国に過剰な配慮や譲歩をする傾向がある。この問題では禁物だ」
この文章の後半はその通りだが、前半が間違っている。産経の言うように「首脳同士の率直な議論を避けていては「未来志向」は前進しない」のである。
« EPA交渉、実務者協議を加速=古文書「閲覧改善を」-竹島議論せず・日韓首脳会談 | Main | 韓国「ネズミてんぷら粉」 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 中山成彬氏による「従軍慰安婦」問題捏造の説明(2014.09.20)
- ヘイトスピーチ規制を働きかけているNGO団体の正体(2014.08.24)
- 朝日新聞「慰安婦検証―問題解決の原点に返れ」という論点スリカエ社説(2014.06.21)
- 靖国放火犯の釈放を隠す朝日新聞(2013.01.06)
- 「アジアの国境―繁栄わかちあう知恵を」と領土を共有しろと言う朝日新聞(2013.01.06)
« EPA交渉、実務者協議を加速=古文書「閲覧改善を」-竹島議論せず・日韓首脳会談 | Main | 韓国「ネズミてんぷら粉」 »













































































































































































