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August 27, 2011

菅首相退陣表明 「不毛な空騒ぎ」の日々

 8月27日の産経新聞に、「菅首相退陣表明 『不毛な空騒ぎ』の日々」という記事がある。菅がやっと辞任した。日本史上最悪の首相であった(ワースト2はルーピー鳩山)。「不毛な空騒ぎ」がまとまって書かれているので、記録のために引用する。

 ↓ここから
 ■菅首相との445日間
 異様なまでの執念で政権に居座ってきた菅直人首相がやっと正式に退陣表明した。昨年6月8日の菅内閣発足から26日までの445日間は「不毛な空騒ぎ」に終始したとしか思えない。組織を知らず、人の心を理解できず、大局を把握できぬ「市民派・首相」の歪(ゆが)んだ政治主導とそれを取り繕う嘘の数々…。教訓を読み取るため、あえて失政の軌跡をたどった。

 ◆天災が人災に

 「与えられた厳しい環境の中でやるべきことはやった。一定の達成感を感じている」

 26日夕の記者会見で首相は、衆参ねじれ下の政権運営を自賛した。首相の辞書に反省という文字はない。ねじれが生じたのは自らが率いる民主党が参院選で大敗したからだということは、すっかり忘れているようだ。

 「政治家の家に生まれたわけでもなく、市民運動家からスタートした私が首相という重責を担い…」

 首相は会見でこうも強調したが、結局、語ってきたのはいつも自分のことばかり。6月2日の退陣表明後も長々と延命してきたのは「とにかく実績が欲しい」という自己都合だとしか思えない。

 東日本大震災は間違いなく未曽有の天災だった。東京電力福島第1原発の事故も歴史的惨事だといえる。ただ、その前後に日本を襲った多くの不幸な事象は首相が起こした人災ではなかったか。信なき首相が復旧・復興の妨げになっていることは、政界では与野党問わず常識だった。

 だからこそ私は震災1カ月後の4月12日の記者会見で「与野党協議も震災対応も最大の障害は首相だ。一体何のために地位にしがみついているのか」と質(ただ)したのだ。

 ところが、首相は「私とあなたとの見方はかなり違っている」とはぐらかし、以後は26日に至るまで一度も質問を受けようとはしなかった。

 事故発生後、首相は「1週間眠れなかった」という。要はパニック状態に陥り、周囲に当たり散らし、物事の優先順位を理解しないまま不的確な指示を飛ばしていたのだ。

 第1原発への海水注入の中断問題もそうだ。首相は「私が止めたことは全くない」と自らの関与を全否定するが、それはごまかしにすぎない。

 確かに海水注入は現地の吉田昌郎所長が独断で続行したため中断してはいない。とはいえ、首相が「再臨界の可能性がゼロだと言えるのかっ」と怒鳴り散らしたことで官邸から「作業中断指示」が出たのも事実だ。首相による人災発生を現場がかろうじて食い止めたというのが実情だ。

 「首相は原発にばかりこだわり、最初の10日間は肝心の被災者支援は全く空白で動いていなかった」

 震災で危機管理にあたった政府高官はこう断じる。被災対策に携わった政務三役も「私もそう思う」と同意する。つまり被災者は電気も石油もない被災地に人為的に置き去りにされたのだ。

 ◆隠蔽と保身

 首相だけではない。枝野幸男官房長官は記者会見での冷静な姿勢を評価されたが、実は姑息(こそく)な責任回避を図り続けた。緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の観測結果を非公開とするよう指示したのも枝野氏だった。

 「SPEEDI情報はどこかで一元化して勝手に出さないように…」。官邸筋によると、枝野氏がこう指示したのは3月17日。同日のデータでは後に全村避難を強いられる福島県飯舘村で高い数値が検出されていた。「パニックを恐れ住民を犠牲にした」と批判されても仕方あるまい。

 昨年9月の尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、那覇地検が中国人船長を超法規的に釈放した際、首相や仙谷由人官房長官(当時)は「地検独自の判断だ」と繰り返したが、これも真っ赤な嘘だった。

 「すべての元凶は首相だ。首相がベタ降りし、釈放の指示を出した」

 複数の政府高官がこう証言する。そして首相指示に従い、船長の処分保留決定などを決めたのが仙谷氏だった。2人は海上保安庁の巡視船の正当性を明らかにする漁船衝突映像をも隠蔽(いんぺい)し、国民の知る権利もないがしろにした。保身のため、国民を欺き、国家の権威を失墜させても何の憂いも感じない。それが「市民派」の正体だった。

                   ◇

 ■菅首相との445日間 「天下の大患」自ら気づかず

 ◆永遠の「逃げ菅」

 思えば、菅内閣発足時から嫌な予感はあった。菅直人首相は昨年6月8日の就任記者会見で自らの政治スタイルの本質を図らずも漏らしたのだ。自らの内閣を幕末の志士、高杉晋作にちなんで「奇兵隊内閣」と命名したのはいいが、高杉を尊敬する理由が妙だった。

 「高杉は逃げるときも速いし、攻めるときも速い」

 「逃げる」を先に言及したことに当時は耳を疑ったが、これこそ本音だった。首相はかつてあるインタビューでこう述べているが、これが指導者の言葉だろうか。

 「高杉晋作を一番好きな理由は逃げ足が速いことなんだ。やばいと思ったらさっと逃げて…」

 実際、首相は内閣発足後、衆参予算委員会も党首討論も避け、わずか8日間で国会を閉じた。7月の参院選に向けた与野党9党首による討論会からも「1対8は下手をすればつるし上げだ」などと難癖をつけて逃げようとした。

 「ややもすれば取材を受けることによって政権運営が行き詰まるという状況も感じている」

 就任会見ではこうも述べ、番記者のぶらさがり取材も1日2回から1回に減らした。東日本大震災発生後は全く応じていない。

 「責任放棄そのものの姿勢が象徴的に表れた」

 平成20年9月、政権末期の福田康夫首相がぶらさがり取材を拒否した際にこう批判したのは一体誰だったか。だが、そんな矛盾は一切気にしないのが首相だ。鳩山由紀夫前首相は今年7月の産経新聞のインタビューにこう明かした。

 「菅さんは、私が首相のときに副総理として何度も『厳しい局面に立たされたら別の大きなテーマを示せば、そちらに国民の目が向いて局面を打開できるんだ』と進言してきた」

 野党時代から新左翼用語の「一点突破、全面展開」を好んで使ってきた首相らしいエピソードだ。

 消費税増税、雇用対策、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)、国会議員定数削減、クリーンな政治の実現、脱原発-。場当たり的にテーマを打ち上げ、すべて言いっ放しにした首相だが、ある意味では首尾一貫している。

 ◆マニフェスト詐欺

 21年夏の衆院選で民主党が大勝し、政権交代を果たした原動力がマニフェスト(政権公約)だった。綱領を持たない民主党にとってマニフェストは唯一明文化された「国民との契約」(鳩山氏)だといえるが、これも国民をペテンにかけるものだった。

 「マニフェストは相当程度実現した。かなり見通しが甘かったことも率直なところあるが、重要性は変わっていない」

 26日の記者会見でも首相はこう強弁したが、白々(しらじら)しいにもほどがある。民主、自民、公明3党は8月9日、民主党がマニフェストで掲げた子ども手当、高速道路無料化、農業者戸別所得補償制度など主要政策の見直しで合意し、確認書を交わしたはずだ。首相は「復興優先のためだ」とごまかしたが、それ以前からマニフェストは有名無実化していた。月額2万6千円のはずの子ども手当は半額となり、高速道路無料化はごく一部で「実験」しただけ。廃止されるはずの揮発油税の暫定税率は現状維持となり、国家公務員の総人件費2割削減-などは何のめども立たない。

 確かに、財源が見つからないならば政策修正はやむをえない。だが、大幅に修正するならば修正案をマニフェストで示した上で国民に信を問うのが正道だろう。

 「マニフェストを大いに変えるとすれば、選挙で訴えなければならない」

 首相に政権を「禅譲」した鳩山氏もこう言っているではないか。

 ◆政を為すのは人

 実績・成果に乏しい菅政権を振り返り、あえて功罪の「功」を求めるとしたら何があるか。それは「政(まつりごと)を為(な)すは人に在り」(中庸)という普段は当たり前すぎて意識しない言葉の重みに、国民が改めて気づくきっかけを与えてくれたことではないか。

 東電福島第1原発事故で、東京消防庁ハイパーレスキュー隊は3月19日から20日にかけ、3号機の核燃料プールに向けて長時間の放水を実施した。

 だが、実は首相官邸からの消防隊派遣要請を石原慎太郎東京都知事はいったん断っている。法令も常識も無視する首相に隊員を預けるとどんなに危険で無謀な任務に就かされるか分からないからだ。このときは結局、事務方の相談を受けた安倍晋三元首相が間に入り、石原都知事も最終的に派遣を受け入れた。トップに全く信用がなければ人も組織も動かないという実例だといえる。

 首相が「退陣3条件」に挙げた予算執行のための特例公債法にしても、自民党ももともと推進していた再生エネルギー特別措置法にしても、首相がもっと早期に辞任していればとっくの昔に成立していたに違いない。首相の存在そのものがすべての障害だったのだ。首相が最後に執念を燃やした「脱原発」にしても後に首相自らが言い換えたように「原発低減」を意味するのであれば、ほとんど誰も異存はなかったはずだ。首相は「仮想敵」を相手に独り相撲をし、周囲を振り回していたにすぎない。

 「天下の大患は其(そ)の大患たる所以(ゆえん)を知らざるに在(あ)り」

 高杉晋作の師である吉田松陰はこう述べた。首相はついに自らが日本の大患だったことに気づくことはなかった。
 ↑ここまで

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