予算案衆院通過についての各紙社説 衆院解散・総選挙を問うのは産経新聞だけ
3月2日の各紙朝刊に、予算案衆院通過についての社説が載った。予算案と予算執行に必要な予算関連法案を切り離した異常事態なのだが、衆院解散・総選挙に言及しているのは産経新聞だけという体たらくだ。他紙は読んでいられない。
見出しを列挙する。
産経: 予算案衆院通過 民主党政権の破綻は明白 国益損なう延命策許されぬ
読売: 予算案衆院通過 関連法案を政争の具にするな
毎日: 与野党に訴える 予算修正で歩み寄りを
朝日: 予算案通過―修正こそ民意に応える道
産経新聞の社説から抜粋する。
↓ここから
来年度予算案が1日未明、衆院を通過したにもかかわらず、菅直人首相の政権運営は完全に行き詰まっている。
予算案と予算執行に必要な予算関連法案を切り離したものの、関連法案を参院で成立させるメドは立っていない。
衆院本会議で民主党の16議員が造反して欠席したことにより、参院で否決された法案を衆院の3分の2以上で再可決することが事実上不可能になったからだ。
すでに菅首相は統治責任を果たせなくなっている。しかも、民主党が一昨年夏に打ち出した政権公約(マニフェスト)も、看板の子ども手当の見直し検討に象徴されるように、首相自らが破綻を認めざるを得なくなっている。
首相に残された選択肢は、政治責任をとって退陣するか、衆院解散・総選挙で信を問い直すかなどである。懸案を先送りして延命を図ろうなどという考えは、国益を損なうだけだ。
↑ここまで
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