北朝鮮の砲撃についての各紙社説
11月24日の各紙に、北朝鮮の砲撃についての各紙社説が載っている。見出しを列挙する。
産経新聞: 北の砲撃 移行期の「暴発」に備えよ
読売新聞: 南北砲撃戦 北朝鮮の暴挙を強く非難する
毎日新聞: 南北の砲撃戦 北朝鮮の暴走許されぬ
朝日新聞: 北朝鮮の砲撃―連携し、暴走を許すな
さすがにどの社説も北朝鮮による砲撃を非難している。わしに言わせれば北も南も同類なのだが。今まで北朝鮮を率先して支援してきたのは韓国ではないか。休戦とはいえ戦争状態にある国に援助を行い、北の独裁政権による同胞の被害や拉致を無視してきたのは一体どこの国か。いまだに支那に多額の資金を提供している日本も偉そうな事は言えない。
話を社説に戻す。
社説の結論部分を抜粋すると、産経、読売、毎日の内容が一致している。
産経「こうした状況下、日本は北朝鮮の暴発が今後も繰り返されるとみて備えを万全にしなければならない。日米韓の合同演習を実施し抑止力を高めていくことに加え、周辺事態法の検討も肝要だろう」
読売「日米韓は、北朝鮮の軍事的な挑発を断固阻止するために、連携を一層強化する必要がある」
毎日「金正日(キムジョンイル)総書記の焦りを示すのか、後継者の「手柄」作りなのか、真相は不明だが、危険への備えは万全にしたい。まずは日米韓の連携にぬかりがないか、点検を急ぐことだ」
このような事態の時に日本では反日左翼で無能な民主党が政権を担っている。非常に危うい。日米韓が連携して北朝鮮の暴走を止めるのは当然だ。
ところが朝日新聞はそうは書かない。「抑制的な姿勢を続け」て支那に安全を依頼するのだ。日本の安全保障に対する認識がカケラもない。とんでもない社説である。民主党を支持し続けるだけあって性質も同じなのだ。抜粋する。
「韓国は人的な被害も出てつらい立場にある。だが、新たな挑発を北朝鮮に起こさせないために、現在の抑制的な姿勢を続けてほしい。日米をはじめ、世界がそれを支持するだろう。北朝鮮に最も影響力を持つ中国も、これまで以上に強い態度で、理不尽な行動を止めさせるよう動くべきだ」
最後の文章は嘘だ。「これまで以上に強い態度で」とあるが、支那が北朝鮮の理不尽な行動を止めたことがあるかのように書いている。北朝鮮を支えてきたではないか。例えば産経新聞の社説には次のようにある。
「北朝鮮による常軌を逸した武力行使としては、今年3月にやはり南北境界水域で、韓国海軍の哨戒艦『天安』が魚雷により撃沈された事件がまだ記憶に生々しい。この事件で、哨戒艦は北朝鮮の魚雷攻撃により撃沈されたという国際的な原因究明結果が公表されても、中国はそれを受け入れようとせず、事件を踏まえて行われた米韓合同軍事演習に激しく反発するのみだった。中国には今度こそ、『責任ある大国』として北朝鮮に厳正な対応を求めたい」
支那は北朝鮮以上に信用できない。朝日新聞は支那が独裁国であることを忘れているのか。少なくとも「尖閣事件」の事はもう忘れているようだ。
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