鳩山退陣表明で「国民が聞く耳持たなくなった」とは何という言い草か!
産経新聞のページに、「【鳩山発言詳報】(1)『国民が聞く耳持たなくなった』」という記事がある。ルーピーの退陣表明など聞いても仕方がないが、その中で、「国民が聞く耳持たなくなった」などと言っている。国民が聞くような指導力や発言や政策をしてこなかったからではないか。最後まで責任を転嫁する嫌らしいルーピーだ。
記事を引用する。余り読む価値ないけど。それに「政治とカネ」についての反省の弁はでてこない(別の記事にあるのだろうか?)。最後まで相変わらずのルーピー振りだ。
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鳩山由紀夫首相は2日午前、国会内で開かれた民主党の両院議員総会で「私自身もこの職を引かせていただくことになる」と述べ、退陣を表明した。
首相発言の詳報は以下の通り。
「お集まりのみなさん、ありがとうございます。そして、国民のみなさん、本当にありがとうございました。国民のみなさんの昨年の暑い夏の戦い、その結果、日本の政治の歴史は大きく変わりました。それは国民のみなさんの判断は、決して間違っていなかった。私は今でもそう確信をいたしております。こんなに若い、すばらしい国会議員がすくすくと育ち、国会の中で活動を始めてくれています。それも国民のみなさんの判断のおかげでございます。政権交代によって国民のみなさんのお暮らしが必ずよくなる。その確信のもとで、みなさん方がお選びいただき、私は総理大臣として、今日までその職を行ってまいってまいりました。みなさん方と協力をして日本の歴史を変えよう。官僚任せの政治じゃない。政治主導、国民のみなさんが主役になる政治を作ろう。そのように思いながら今日までがんばってきたつもりでございます」
「私は、きょうお集まりの国会議員のみなさんと一緒に国民のため予算を成立させることができた。そのことを誇りに思っております。ご案内の通り、子ども手当もスタートをいたしました。高校の無償化も始まっています。子供に優しい、未来に魅力のある日本に変えていこう。その私たちの判断は決して間違っていない。そう確信をしています。産業を活性化させなければならない。特に1次産業が厳しい。農業の、一生懸命やっておられる方々の戸別所得補償制度、お米からではありますが、スタートさせていくこともできています。そのことによって1次産業が、さらに2次産業、3次産業とあわせて、6次産業として大いに再生される日も近い。私はそのようにも確信をしています」
「さまざまな変化が国民のお暮らしの中に起きています。水俣病もそうです。さらには医療崩壊が始まっている地域の医療を何とかしなきゃいけない。厳しい予算の中で医療費をわずかですが増やすことができたのも国民のみなさんの意思だと私はそのように思っています。これから、もっともっと人の命を大切にする政治、進めていかなければなりません」
「ただ、残念なことに、そのような私たち政権与党のしっかりとした仕事が必ずしも国民のみなさんの心に映っていません。国民のみなさんが徐々に徐々に聞く耳を持たなくなってきてしまった。そのことは残念でなりませんし、まさにそれは私の不徳のいたすところ。そのように思っています」
「その原因、2つだけ申し上げます。その1つは、普天間の問題でありましょう。沖縄のみなさんにも、徳之島のみなさんにもご迷惑をおかけしています。ただ、私は本当に沖縄の外に米軍の基地をできる限り移すために努力をしなきゃいけない。今までのように沖縄の中に基地を求めることが当たり前じゃないだろう。その思いで半年間、努力をしてまいりましたが、結果として県外にはなかなか届きませんでした。これからも県外にできる限り、彼らの仕事を外に移すように努力をしてまいることはいうまでもありませんが、一方で、北朝鮮が韓国の哨戒艇を魚雷で沈没させるという事案も起きています。北東アジアは決して安全安心が確保されている状況ではありません。その中で日米が信頼関係を保つということが日本だけではなく、東アジアの平和と安定のために不可欠なんだと。その思いのもとで残念ながら沖縄にご負担をお願いをせざるを得なくなりました」
「そのことで沖縄のみなさん方にもご迷惑をおかけをしています。そして特に社民党さんに政権離脱という厳しい思いをお与えをしてしまったこと。残念でなりません。ただ、みなさん、私もこれからも社民党さんとはさまざま、国民新党さんとも共にではありますが、一緒に今まで仕事をさせていただいてきた。これからもできる限りの協力をお願いを申し上げてまいりたい。さらに、沖縄のみなさん方にもこれからもできる限り、県外に米軍の基地というものを少しずつでも移すことができるように新しい政権としては努力を重ねていくことは何より大切だと思っています。社民党より日米を重視した。けしからん。そのお気持ちも分からないではありません。ただどうぞ、社民党さんとも協力関係を模索をしていきながら、ここはやはり、日米の信頼関係を何としても維持させていかなきゃならないという、その悲痛の思い。ぜひ、みなさんにもご理解を願いたいと思っています」
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