September 2015
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

Recent Trackbacks

無料ブログはココログ

新・独書リスト

音リスト

« 「日本を破壊する道州制」 みんなの党も道州制を主張 | Main | 民主党政権は、衆議院を解散し、国民の審判を受けるべきだ! »

June 03, 2010

鳩山首相退陣についての各紙社説

 6月3日の各紙朝刊に、鳩山首相退陣についての社説が載った。見出しを列挙する。

 産経新聞: 鳩山首相退陣 国民に信を問うのが筋だ これ以上国益失う政治やめよ
 読売新聞: 鳩山・小沢退陣 脱「二重権力」で政策転換図れ
 毎日新聞: 鳩山首相退陣 民主党は猛省し出直せ
 朝日新聞: 鳩山・小沢ダブル辞任―「維新」の出直しに挑め

 小鳩政権の何が問題であったかを正確に書き、国民に信を問えと明確に書いているのは産経新聞だけという体たらくだ。朝日新聞などは1本の社説のなかで矛盾した内容を書いている。よほどショックで混乱しているのだろう。


 産経新聞の社説を全文引用し、意見を書く。

 「鳩山由紀夫首相と小沢一郎民主党幹事長が辞任を決断した。遅きに失したとはいえ、当然すぎる判断である」

 普天間問題が5月末に決着しなかったので辞任は当然だが、本来は政治とカネの問題の責任を取り、辞任すべきであった。

 「昨秋の鳩山政権発足以降、内政、外交両面での場当たり的な政策と迷走は国益を損ない続けた。政治とカネをめぐるトップ2人の開き直りと不誠実な対応は、国民の信頼を失墜させた」

 普天間問題、子供手当に代表される選挙目当て、かつ国家財政を破綻に追い込むバラマキ政策、その他マヌフェストにあえて掲げなかった外国人参政権付与、重国籍、夫婦別姓、戸籍廃止、日教組の教育復活などの闇法案や、人権擁護法案、国立国会図書館恒久平和調査局の設置、沖縄1000万人移民推進などの国家解体法案の実現に向けての推進。口蹄疫問題での無能さ・無責任さの露呈、等々。国民が信頼などするはずがない。

 「鳩山氏は釈明の弁を述べていたが、日本を混乱と混迷に追い込んだ失政の数々に向き合おうとはしなかった」

 鳩山は辞任会見で「国民が聞く耳を持たなくなった」と責任を転嫁していた。最低な奴だ。

 「トップ2人の首をすげ替えても問題の本質は何も変わらない。民主党は4日に新代表を選ぶが、拙速な選択では、これまでの国益無視と弥縫(びほう)策の政治をそのまま継続することになりかねない。首相が代わる以上、国民の信を問うことが最優先されるべきだ」

 民主党に政権担当能力が無いことは既に明らかであるし、反対に売国政策ばかりを行い、日本の国益を一気に損ねてきた。衆院を解散・総選挙して、国民の信を問うべきである。そもそも前回の衆院選での民主党ノマニフェストは実現不可能か困難な嘘だらけだった。国民を欺いた選挙だったといえる。

 「◆国を潰す『ばらまき』」

 「民主党主導による政治の是非を国民に問うべき理由は、日本の安全保障と財政運営を任せることに根本的な疑念があるからだ」

 与謝野馨「民主党が日本経済を破壊する」(文春新書)を読めばわかる。読まなくても今年度の予算からして想像がつくが。

 「首相は両院議員総会でのあいさつで、今年度予算を成立させたことを『誇りに思う』と述べたが、鳩山政権は国民のための予算と称して、子ども手当や農家への戸別所得補償など、ばらまき政策を推し進めた。一方で、これらの財源を安定的に確保することを怠ってきた。これをどう考えるかだ。財源として国債発行や「埋蔵金」をあてにするのは、国家財政への責務を放棄したものだ」

 過去最大規模の赤字国債を発行した予算を「誇りに思う」というのは本当に宇宙人的な発想だ。子供手当は財源のあてがない。しかも日本に在住する外国人の海外在住の子供にまで与えるという意味の無い税金の膨大な無駄遣いだ。50人はいかなくても10人程度の嘘の申請なら受理されてしまっている可能性が十分にある。次に、農家への個別補償は、自立心のある農家のやる気を削ぐものである。目的は農業の振興ではなく、自民党の支持基盤を奪うため、即ち選挙のためのバラマキである。国民のためではなく、民主党のための政治を行い、そのツケは全部国民に回しているのである。

 「公共事業の予算配分情報が、民主党幹事長室を通じて地方に漏洩(ろうえい)した問題もあった。国民の歓心を買う政策と民主党の選挙至上主義が結び付き、国民全体の利益よりも、民主党や支持組織にとって都合のよい政治に最優先で取り組んできたといえよう。民主党のマニフェスト(政権公約)の本質ともいえる問題点だ」

 民主党を支持する者の陳情しか受け付けない。とんでもない差別政策である。民主党が政権の座にある限り、今後も続けるのだろう。

 「首相が退陣の主たる理由とした米軍普天間飛行場の移設問題では、日米合意をとりつけたものの、民主党の安全保障政策が確立されていないことが元凶だった。政権離脱した社民党は、『自衛隊は違憲状態で縮小すべきだ』と主張してきた。そうした政党と、基本政策の一致をみないまま連立を組んだところに外交・安保政策が迷走する要因があった」

 社民党との政策不一致どころか、民主党内でも一致していない。旧自由党と旧社会党の間で基本的な政策が一致する訳が無い。だから民主党は安全保障や憲法などについて、明確にマニフェストに記載することが出来ない。数合わせの政党なのだ。まさに野合である。

 「日米合意では8月末までに滑走路の位置や工法などを確定すると約束しているが、その約束は守れるのか。日米同盟のさらなる空洞化を強く懸念する」

 辺野古の住民の殆どは基地移設に合意しているのだが、ルーピー鳩山のせいで左翼を勢い付かせてしまった。成田闘争の二の舞になるように思う。現に、辺野古にテントを張って基地移設に反対しているのは日本共産党員であり、辺野古の住民ではない。

 「検察や皇室に対する民主党の姿勢も問題だ」
 
 首相という立場にある鳩山が小沢に対して「検察と戦ってください」と公私混同した発言をしていた。鳩山自身のカネの問題についても検察に何らかの圧力をかけていたのではないかと思う。

 「小沢幹事長をめぐる西松建設の違法献金事件や資金管理団体『陸山会』の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件などでは、当事者である小沢氏だけでなく、党として検察捜査を公然と批判する姿勢がみられた」

 民主党は「陰謀論」が好きなのだ。「検察の陰謀だ」などといって責任をごまかす。

 「政権与党として、三権分立の軽視や捜査権への介入を意図するような姿勢は、辻恵副幹事長が検察審査会事務局に問い合わせをしたことにも表れている」

 民主党には三権分立など眼中に無い。独裁政治を目指しているようである。今後も幹事長の座を降りたとはいえ、小沢が影響力を行使する以上、その性質は変わらないだろう。

 「昨年12月の天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見では、中国側の強い要請を与党が受け入れ、1カ月前に正式に申請する『30日ルール』が破られたこともあった」

 30日ルールは陛下の健康を気遣ったものなのだが、小沢は平気で「陛下は会われると思う」などと勝手に陛下の気持ちを忖度していた。皇室の政治利用に他ならない。これはもう日本人として許すわけにはいかない。小沢は訪韓したときも天皇は韓国がルーツだという様な発言をして韓国人を喜ばせていた。非常識である。

 「律的にも道義的にも、政治が踏み越えてはいけない一線を守ろうという自覚に欠けている。官僚組織に高圧的に対応するのも、真の政治主導をはき違えている」

 官僚に言われるままに行動するのではなく、官僚をうまく使うのが政治主導だ。官僚に高圧的に対応して誰が言うことをきくものか。これが口蹄疫問題で官僚が動かなかった一因になっている。

 「◆自民党は意地みせよ」

 「民主党は、自公政権の下で安倍晋三、福田康夫、麻生太郎の元・前首相が約1年ごとに交代し、衆院選を経ずに政権が維持されるのを『たらい回し』だと批判してきた経緯がある。今回の鳩山後継選びは、民主党も同じ方法で政権維持を図ることを意味する」

 民主党のブーメラン効果である。自分たちが批判していたことは、いずれ自分たちにはね返ってくるのだ。散々「たらい回し」と批判してきたのだから、今回はもちろん、衆院解散・総選挙を行うべきである。しかし、そうしないのが民主党だ。卑怯者である。

 「仙谷由人国家戦略相が4月の段階で、鳩山首相が退陣した場合の対応について『1年で(辞めて)申し訳ないということで、衆参同日選で信を問う可能性もある』と指摘している。前原誠司国土交通相も今回の首相退陣を受け、『準備もできているなら、選択肢になっていい』と語った」

 ぜひ衆参同時選挙を実現させてほしい。自民党などの頑張りどころだろう。もう民主党政権などご免だ。

 「一方、自民党の谷垣禎一総裁は『何も問題を解決しないで投げ出した』と鳩山首相の退陣を批判している」

 そういう批判もできるだろうが、どうせ首相を続けても何も問題を解決できないだろう。むしろ退陣してもらった方がありがたい。但し、衆院解散・総選挙が前提だが。民主党の思いは参院選前の人気回復のための退陣だろう。馬鹿な無党派層が民主党支持にならなければいいのだが。

 「鳩山政権の混迷を追い風にしたかった自民党にとって真の正念場である。敵失を期待するような姿勢は通用しない。首相は衆院解散・総選挙を否定したが、自民党は要求している。民主党政権に代わる新たな政権の選択肢を国民に示さなくてはならない」

 自民党は、過去の実績や真の保守政党としての姿を国民にアピールし、解散・総選挙に臨むべきである。今の状態では頼りなくて仕方が無い。


 読売新聞の社説から抜粋し、意見を書く。

 「昨年9月、民主、社民、国民新3党による鳩山連立内閣が発足した時、これほどの短命を予測した人は、まずいまい」

 4年間粘る積りかとぞっとしていた。

 「だが、わずか8か月半の間、鳩山首相は、米軍普天間飛行場移設問題で、わが国の外交・安全保障の基軸である日米同盟を傷つけ、日本政治を大混乱させた」

 ここまで日本を潰した首相はいなかったのではないか。日本史上最悪の首相だ。次は村山。

 「首相とともに小沢民主党幹事長も辞任することになった。2人は政権運営の行き詰まりに『連帯責任』を負わねばならず、辞任は当然のことだ」

 しかし小沢は党内で影響力を持ち続けるだろう。民主党は変わらない。

 「後継には、菅副総理・財務相らの名があがっている」

 菅副総理のダメさ加減については前に書いた。売国政党である民主党を政権の座に置いておくことが問題なのだ。

 「鳩山首相は両院議員総会で、『国民が徐々に聞く耳をもたなくなってきてしまった』と辞任の理由を述べた。国民がほとんど耳を貸さなくなったのは、首相自らが招いた結果だ」

 最後の最後までルーピーはやはりルーピーだった。

 「小沢氏は、自らの資金管理団体をめぐる土地取引疑惑など『政治とカネ』の問題について、国会で一切説明してこなかった」

 「これが国民の政治不信を招き、鳩山政権の足を引っ張ってきたのは明らかだ」

 強制起訴されることを期待する。裁判で真実を明らかにしてほしい。

 「衆院選で国民の審判を受けていない政権は正統性に欠ける。これまで民主党は、こう主張し、毎年のように首相の交代を繰り返す自民党内閣を批判してきた」

 「本来なら衆院解散によって新首相を選ぶのが筋だ。ただ、参院選が迫っているうえ、目下、朝鮮半島情勢は緊迫し、日本経済も岐路に立たされている」

 「民主党が政治空白を最小限にするとして、新政権づくりに着手したのはやむを得まい」

 読売は間違っている。衆院解散によって新首相を選ぶのが筋であり、筋は通すべきだ。読売の言うように、「目下、朝鮮半島情勢は緊迫し、日本経済も岐路に立たされている」からこそ、政権担当能力のある政党が政権を担うべきなのだ。政治空白の方が、何もないだけマシである。また衆参同時選挙にすれば、空白期間は短くなる。

 「小沢氏が、首相を背後からコントロールするような『二重権力』構造は一掃すべきである」

 読売は本気で言っているのか。実現できないようなことを書いてはいけない。

 「大事なのは、子ども手当や、農家への戸別所得補償制度、高速道路無料化といった『財源なきバラマキ施策』を、できるだけ早く見直すことだ」

 これはその通り。子供手当の支給を即刻停止できないものか。

 「新代表は、税制の抜本改革に正面から向き合うなど、党の政策を転換させる胆力が欠かせない」

 民主党にそれを求めるのは無いものねだりというものだ。


 毎日新聞の社説から抜粋し、意見を書く。

 「日本の民主主義の試練でもある。しかし、私たちは今回の『ツートップ』の辞任を、昨夏の総選挙で多くの有権者が政権交代に託した大きな期待を失望に終わらせないための新たなステップだととらえたい。今回の失敗を民主党は所属議員全員が猛省し、この首相交代が『与えられた最後のチャンス』と覚悟して、出直す必要がある」

 朝日新聞の社説と似たことを書いている。「新たなステップ」とか聞こえのいい言葉で誤魔化しているのだ。なぜ解散・総選挙ではなく「出直し」なのか。筋が通らない。

 「もちろん、この8カ月余の鳩山政権は評価すべき点はいくつもある。事業仕分けでは税金の使い道に対する国民の見方を大きく変えた。日米安保条約改定や沖縄返還をめぐる日米密約が明らかになったのも政権交代の成果である。しかし、首相と小沢氏という政権のツートップの言動やスキャンダルが成果も帳消しにしてしまったということだ」

 事業仕分けは政権交代の成果とはいえない。安倍政権で似たことを行っている。民主党のようにテレビ中継して人気取りのための見世物にしなかっただけだ。日米密約は、1981年、当時の毎日新聞記者、古森義久氏が元駐日大使ライシャワー氏から日米密約が存在するとの確証を得たいわゆるライシャワー発言があり、いまさら何の問題にもならない。

 「私たちは昨年の総選挙での有権者の選択が間違っていたとは今も思わない。ただ、振り返ってみよう。昨年5月、小沢氏が代表を辞任した際、普天間をはじめとする安全保障政策などについて十分な党内論議もなく、短期間で代表選を行って、鳩山首相を代表に選び、小沢氏の影響力も温存された。そのツケが今、回ってきたのではなかろうか」

 自公政権をどうでもいいような事で散々批判報道を行い、民主党への政権交代を訴えてきたのはマスコミである。世論を誤誘導して「有権者の選択」を間違わせたのはマスコミだ。その責任は重大である。ところが「私たちは昨年の総選挙での有権者の選択が間違っていたとは今も思わない」と言い切るのは、毎日新聞が自分たちの偏向報道に何ら罪悪感も世論形成に対する責任感も持ち合わせていないことを表しているようだ。毎日新聞は「変態」記事を英訳して世界中に配信したトンデモ新聞社だし、支那事変での「百人斬り」裁判でも、毎日新聞が掲載した「百人斬り」の記事が戦意高揚のための作り話であることを一切認めなかった卑怯な新聞社である。

 「本来は新首相のもとで早急に総選挙を実施し、政権の信を問い直すのが筋である。だが、参院選は予定通り7月11日に投開票となる見通しで、衆参同日選の可能性は低そうだ。いずれにしても民主党はマニフェストをきちんと見直し、有権者に示すのが最低限の責務だ。政権に対する評価は、新代表=新首相が誰になるかだけでなく、そこで下される」

 つまり、毎日新聞としては、衆院解散・総選挙をして欲しくないのだ。民主党政権を維持したいということだ。「マニフェストをきちんと見直し、有権者に示す」とあるが、前回の選挙で示したマニフェストは実現不可能か財政破綻を招くものであり、マニフェストに意図的に載せなかった闇法案・国家解体法案の実現に向けて動いた。在日への地方参政権付与が代表的だが、毎日はそれらの実現を望んでいるのだろう。


 朝日新聞の社説を全文引用し、意見を書く。

 「多くの国民の信頼を失っていたとはいえ、国の指導者として無責任な政権投げ出しには違いない。就任わずか8カ月で、鳩山由紀夫首相が退陣する」

 無意識のうちに日本を破壊する首相には、退陣してもらうのが一番だ。先日も「尖閣諸島は日中間で解決すべき領土問題だ」と初偏し、わざわざ支那に付け入る隙を与えてしまった。

 「『政治とカネ』の問題を抱え、世論の大方が辞任を求めていた小沢一郎・民主党幹事長も、ついに職を去る」

 辞任はするが議員辞職はしない。これからも民主党内で影響力を行使し続けるだろう。

 「昨年の総選挙で政権交代を実現した立役者二人の『ダブル辞任』である」

 立役者とは、ほめ言葉に属するのではないか。朝日の思いがよく表れている。

 「有権者自身の手による史上初めての政権交代を、鳩山首相は『無血の平成維新』と名付け、『国民への大政奉還』を宣言した。日本にようやく新しい政治が芽生えると、国民は大いに歓迎した。その期待を裏切った二人の、そして民主党の罪は重大である」

 朝日新聞は「国民は大いに歓迎した」と書いているが、大いに歓迎したのは他ならぬ朝日新聞自身だろうが。政権交代前から民主党には政権担当能力が無いとか、闇法案の実現を目論んでいるということを知って、民主党を支持しない国民も沢山いた。「国民」とひとくくりにして一緒にして欲しくない。実際、小選挙区制では死票が増えるので、民主党議員が当選したからといって、多くが民主党支持という訳ではない。その位、常識だろうが。

 「■政権交代の原点に」

 「政権が窮地に陥っているとしても、目前の参院選対策という政党の都合で安易に首相を取りかえるのはよくないと、私たちは主張してきた。民意に直接選ばれた首相の立場には、与党内の『たらい回し』で選ばれるのとはまったく違う正統性と重みがあるからだ」
 だから、朝日新聞は今回も、民意を問うよう、衆院解散・総選挙を主張すべきなのだが...。

 「内政外交全般にわたり短命首相が続くことの弊害も大きい。腰を据えた政策の実行が難しくなり、日本の発言力の低下につながるからだ」

 短命でも実行力や指導力があればいい。安倍元首相はたった1年で、今まで出来なかった憲法改正のための「投票法」を成立させ、左翼の増徴を許していた「教育基本法」を改正し、防衛庁を防衛省に昇格させた。歴史に残る実績である。朝日新聞が認めたくないことばかりだが。

 「しかしながら、『政権交代そのものが間違いだった』といった幻滅感が、有権者の間に広がりつつあるとすれば事はさらに深刻である」

 現実に、「政権交代そのものが間違いだった」から、今の日本の経済不況や安全保障の低下、支那の軍事的増長、口蹄疫の大被害などが発生したのだ。「幻滅感」ではなく、本当に幻滅しているのだ。

 「政権交代なくして実現できなかった変化は少なくない。事業仕分けや、『コンクリートから人へ』の予算配分の見直し、日米密約の解明などだ」

 事業仕分けと日米密約については、毎日新聞と同じ事だ。「コンクリートから人へ」の予算配分の見直しというのは、具体的には「子供手当」などを指す。多くの有権者が子供手当に反対しているという事実を朝日新聞は無視するのか。これらの民主党による変化は、日本を貶める変化でしかなかった。

 「その一方で、自民党時代と変わらない金銭スキャンダルが繰り返される。普天間問題や財政無策に象徴される統治能力の欠如も、いくら待てども何ら改善される気配がない」

 自民党の悪い体質を持ったままで、反日政策を行う。これほどひどい政権はなかった。

 「政権交代の功の部分を『小鳩政権』の罪の部分が帳消しにしてしまって、首相自身が認めるように何を言っても国民がまともに耳を傾けなくなった」

 事業仕分け、「コンクリートから人へ」の予算配分、日米密約の解明など、朝日新聞が挙げている政権交代の「功の部分」はどれも否定できる。つまり、政権交代の「功の部分」など何もなかったということだ。

 「政治不信と政党離れという民意の荒廃を食い止めなければならない。歴史的な政権交代の意義を無駄にはできない。今回のダブル辞任が『平成維新』の出直しに資するなら、必要な通過点だと考えるべきだろう」

 この辺りも毎日新聞の書き方とそっくりだ。何が「必要な通過点」だ。「歴史的な政権交代の意義」というのは朝日新聞の勝手な思い込みにすぎず、事実ではない。「歴史的な政権交代の大失敗」というのなら事実といえるが。

 「問題はすべてこれからである」

 今までは通過点だからどうでもいいのか、朝日新聞。読者を馬鹿にしていないか。

 「■小沢氏も政界引退を」

 「首相、幹事長が辞めるといっても、民主党が信頼される政権党としてリセットするのは簡単ではない」

 民主党自身が反日的性格を持っている。元朝鮮人が多いという話も聞く。例えば岡田外相は「竹島は日本領」と明言できなかったが、「尖閣諸島は日本領」とはっきり発言している。

 「今の民主党は異質な潮流が同居する『寄り合い所帯』の側面をなお残す。鳩山氏や菅直人副総理ら旧民主党出身者と、自民党旧田中派、旧竹下派の嫡流とされる小沢氏らとの間には、理念政策の方向性でも政治手法や体質でも大きな隔たりがある」

 その通りだ。だから基本的な政策で合意できないのである。憲法や日本の安全保障などについてはマニフェストでも政策INDEXでも曖昧なままだ。。

 「そうしたなかで首相は、選挙対策、国会対策などの党運営を小沢氏に全面的に委ねてきた。小沢流は、数にものを言わせた強引な国会運営、選挙至上主義と露骨な利益誘導を特徴とする。小沢氏に誰もものをいえない風潮は、野党から『小沢独裁』と批判された」
 これはその通り。そんな政党による政権交代を朝日新聞は喜んでいたのだ。矛盾していないか。

 「こうした『古い政治』の体質や小沢氏依存の党運営を、首相が放任し傍観しているだけだったことも、有権者を失望させたことを忘れてはならない」

 首相に指導力がなく、小沢の操り人形だったという訳だ。その位、政権交代前からわかっていたはずだ。

 「政権交代に有権者が期待したのは、小沢氏的ではない『新しい政治』の姿だったはずだ。政官業の癒着の排除、徹底した情報公開や政策決定の透明化、自由闊達(かったつ)な議論を通じた丁寧な合意形成などである。その原点に戻るには、小沢氏の影響力から脱し、その手法と明確に決別しなければならない」

 政権交代前から、小沢氏的な政治に気付いた有権者は絶対に民主党に投票しなかった。朝日新聞は今頃になって何を言っているのか。政権交代前に指摘すべき問題だ。

 「首相は次の総選挙には立候補しない考えを表明した。小沢氏もこの際、政界引退を考えるべきだ。政治改革を始め、政権交代も実現した小沢氏の功績は大きい。だが今となれば、『小鳩体制』の文字通りの清算こそ民主党再生への近道ではないか」

 小沢ほど権力志向の強い政治家は珍しい。そう簡単に引退しないだろう。朝日の言う「小鳩体制」の文字通りの清算など無理だろう。ただ、小沢の体調が良くないという話はあるが。

 「■代表選に手を抜くな」

 「鳩山氏の後任を選ぶ党代表選挙は、8カ月の失政を厳しく総括し、党の力量を鍛え直す重要な舞台である」

 民主党の力量はもう明らかだ。鍛え直すというレベルではない。日本を破壊してしまう。

 「複数の候補者が徹底した論戦を通じ政見をぶつけ合い、誰が次のリーダーにふさわしいかを競い合う場である」

 一体誰が候補にあがるのか。出てくる名前は皆、野党党首時代に失策した者ばかりだ。日本のリーダーにふさわしいとは思えない。

 「有権者の歓心を買うことを優先した『ばらまき』型マニフェストの限界を論じ、見直す好機でもある。十分な日数を確保することが欠かせない」

 「ばらまき」型マニフェストの限界を論じるより先に、子供手当の支給を即刻停止すべきではないか。

 「ところが驚くべきことに民主党は、あすの両院議員総会で新代表を選出する方針を決めてしまった。国会を延長せず、参院選を既定方針通り、24日公示、7月11日投票で実施するためだ」

 全国の民主党員やサポータは可哀相である。党員費やサポータ費を支払わされていながら、このような代表の選出に関わることが出来ない。民主党の規約に反しているのではないか。なお、余談になるが、民主党員やサポータになるのに、何と国籍が日本人に限定されていない。だから、在日に参政権を付与するといった法案が出てきたり、挑戦学校に税金を投入しようかという議論になるのだ(議論の余地など無いはず)。

 「新内閣が発足して勢いのあるうちに、また野党の対抗策が整わないうちに選挙に臨んだ方が有利だという思惑が明白だ。しかし、顔を代えれば支持が戻ってくるというポピュリズム(大衆迎合主義)的な発想に引っかかるほど有権者は甘くはあるまい」

 そもそも前回の衆院選での民主党大勝そのものがポピュリズムの結果であった。世論を誘導した朝日新聞の責任は重大だ。
 
 「『小鳩体制』の構造的な問題を総括する。理想あって方法論なしとも揶揄(やゆ)される統治能力不足の克服策を考え抜く。経済財政や外交安全保障政策を見直す。代表選で議論すべきことはやまほどある。拙速はいただけない」

 民主党では幾ら時間を掛けても駄目なことがわかってしまった。日本を破壊する売国政党だからだ。日本や日本人、日本の歴史を大切にする普通の政党が政権の座について欲しい。

 「野党時代の民主党は、『政権選択』に直結する総選挙をしないまま、自民党が次々と首相を交代させたことを厳しく批判してきた。その言葉はいま、民主党自身にはねかえってくる」

 民主党のブーメラン効果なのだが、これは朝日新聞が社説の中ほどで書いている「歴史的な政権交代の意義を無駄にはできない。今回のダブル辞任が『平成維新』の出直しに資するなら、必要な通過点だと考えるべきだろう」という意見と矛盾している。

 新首相はどんな政治を進めるのか、一定の判断材料を国民に示したうえ、なるべく早く解散・総選挙をし、信を問うのが筋である。
 朝日新聞は「なるべく早く解散・総選挙を」と書いているが、多分その積りはないだろう。上記の「必要な通過点」というのが本音であると思われる。それにしても「なるべく早く」とはうまくぼやかして書いたものだ。この辺りは朝日新聞の真骨頂だ。

« 「日本を破壊する道州制」 みんなの党も道州制を主張 | Main | 民主党政権は、衆議院を解散し、国民の審判を受けるべきだ! »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74706/48531829

Listed below are links to weblogs that reference 鳩山首相退陣についての各紙社説:

« 「日本を破壊する道州制」 みんなの党も道州制を主張 | Main | 民主党政権は、衆議院を解散し、国民の審判を受けるべきだ! »