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June 07, 2010

鳩山首相辞任報道が明らかにした、メディアの終焉

 「Media Patrol Japan」のページに、「鳩山首相辞任報道が明らかにした、メディアの終焉」という西村幸祐氏のコラムがある。

 産経新聞でさえ、民主党寄りの意見を載せ、「辞任は当然」という意見がない。一体どうなっているのか。テレビはもちろん民主党擁護一筋のようだ。

 このコラムの題名通り、「メディアの終焉」はもうすぐそこなのかもしれない。

 引用する。

 ↓ここから
 まず最初に多くの方に心からお礼を申し上げます。MPJの「メディア110番」に多くの情報が寄せられています。なかなかお返事ができない状況で申し訳なく思っていますが、お寄せ頂く情報は一つひとつが貴重なものです。今後、集まって来る情報をどう活かすか、どうやって情報を共有化していけるのか、様々な方法を考えたいと思いますので、その点に関してのご提案も歓迎いたします。

 いずれにせよ、何らかの方法で、このコラムや他のコーナーで読者の方からの情報を紹介していきます。


 さて、6月2日、鳩山首相が辞任の意向を明らかにした。「遂に」、「やっとか」、と思う人も多いはずだが、2日の報道を全部は無理だが大体チェックしただけでは、そのような雰囲気が全く伝わってこなかったのが非常に不思議だ。例えば産経新聞が以下のように街の声を伝えていた。

--------------------
東京都府中市の大学助教、久保智弘さん(32)
「最近は首相が次々に変わっているので、残ってもらいたかった。ただ、小沢さんも鳩山さんも辞めるのであれば民主党は大きく変わるのではないかという期待感はある」

東京都渋谷区の無職、浅田怜子さん(80)
「辞職は当然と思う。基地問題も政治とカネの問題も、国民に対しての説明が不明瞭で信用できないと思っていた。子ども手当ても大事だが、次の政権には、今までがんばってきた高齢者も安心して暮らせるように、年金や福祉の問題を扱ってほしい」

東京都立川市の会社員、竹山一蔵さん(34)
「沖縄の基地の問題は、誰が首相でも県外移設など解決はできなかったと思う。だからそれで引責辞任というのはかわいそうな気もする。名も知れていて実力もそれなりにあるのは菅さんしかいないから、次が菅さんなのも仕方がないのかという思いが強い」
--------------------

 驚くなかれ、民主党政権に批判的な産経新聞ですらこの程度の扱いなのである。バランス良く穏健な意見を紹介しているのだが、ここ「MPJ」の読者諸賢なら、ご自分の感想との温度差に随分驚かれると思う。しかし、この温度差をどう捉えるかということが非常に重要なのである。恐らく普段は既存メディアにしか接していない人は、多かれ少なかれこのような認識なのではないだろうか? もちろん、ここで感想を紹介された方々を責めているのではない。そうでなく、主体的にインターネットを用いて情報を取りに行く人々と、そうでない人々との意識の格差が端的に表れているのだ。情報格差こそ、現在に日本にとって最も切実な格差問題なのである。

 一般メディアの情報の垂れ流しは特にテレビが酷い。6月2日のテレビ報道をもちろん全部チェックしたわけではないが、印象では概して鳩山首相を悲劇の主人公のような扱いをしている。もともと一方的に民主党政権を応援し、広報機関の役割を果たしていたテレビ朝日などは、言語を絶する報道を行っている。

 最近の調査では、ニュースを得る手段としてテレビがかなり上位に来て、新聞が下位になる傾向がある。ネットでその種の調査を行えば、もちろん、インターネットが最上位に来るのだが、それはインターネットで新聞のコンテンツを取得するからという事情もあるだろう。しかし、テレビが新聞より多いというのは極めて危険である。なぜなら、新聞の方がたとえ朝日新聞であっても、記事の読み比べや記事の検証が容易に行えるからだ。

 テレビ朝日の午前中の例の情報番組はこう伝えていた。

●赤江アナ「この演説は、私は大変お見事で、力のある演説だったと思います。悲痛な思いがこめられていた」
●鳥越俊太郎「おそらく鳩山さんの政治家としての一世一代の名演説だったと思う。政権交代で何が起きたのかをきちっと述べ、2つの問題『普天間』『政治とカネ』を述べ、幹事長に「一緒に退いてもらえますか」と迫ったと」「わかったのは、鳩山さんから小沢さんに声をかけたということ。僕らは逆かと思ってた」
●田畑「昨日のグーサインはそういう意味だったと」
●赤江アナ「そこまでは全く私たちも見抜けていなかったですね。そういう思いで会見されていたんですね」
●田畑「鳩山さんは自民党時代にユートピア政治研究会に入っていた。この人、いま、理想の政治を語りました。やっぱり理想の政治を目指してきた人なんです。自分と小沢さんが辞めることで、もう一度民主党が原点に立ち返って欲しいというメッセージ。久々に心の中からほとばしるメッセージを聞いた気がします」
●鳥越「実際、ペーパーなしで」
●三反園「今日はなにか違う鳩山さんを見た感じがしますね。本当に素直な正直な」
●赤江アナ「不思議なもので、言葉ってのは 心の奥底から出てくるものは伝わりますね」

 そして驚いたことに鳥越俊太郎氏はこうも述べている。

《「自分の身を殺して全体を生かす」という発想は日本人の文化としてある。そういう形を取られた。そういう意味で芸術的だと。いろんな意味でこれまでマイナス、ネガティブなことがいっぱいあったが、それをいっぺんにひっくり返してプラスに変えるという発想なんですね、これは。
おそらく、これを聞いた有権者の皆さんも、すんなり受け入れられたんじゃないかと思う》

 この番組は徹底して民主党擁護の権力プロパガンダにいそしんだ番組だが、最後の最後まで、このように民主党の狙い通りの脚本を恥ずかしげもなく視聴者に刷り込んでいるのである。

 いったい、あの民主党議員を前にした猿芝居の首相演説は何だったのか? 首相の辞任表明にもかかわらず、記者会見にも応じない傲慢な鳩山氏の姿勢こそ、まさに国民を最後の最後まで愚弄する詐欺政権の本質を見事に露呈させたものだったのである。

 政治と金についても、特に陸山会をめぐる小沢一郎氏の政治資金問題は昨年の6月から参議院決算委員会で西田昌司議員が追究していた問題であり、鳩山氏の子供手当や、故人献金問題も昨年夏から噴出していた問題だったのである。つまり、それらの政治と金の問題を隠蔽したまま、詐欺選挙で政権を盗み取ったのが民主党政権の実体なのである。

 普天間問題はもっとたちが悪い。実現できないマニフェストの一つに掲げていた、ただの詐欺であったことが明らかになっただけのことなのだ。それも社民党と連立を組んだ時点で最初から分かっていたことだ。そして、沖縄県民と政府との信頼関係をズタズタにして修復不可能なものにしてしまった。普天間基地の辺野古移転に多くの地元民が賛成していたにもかかわらず、そういう地元民を圧殺する全体主義的空気を沖縄の空に膨らませただけの鳩山内閣だったし、その本質は菅首相が誕生しても何も変わらないのである。

 鳩山が「国民が聞く耳を持たなくなった」とはよく言えたものだ。最後の最後までよくこれだけ国民を愚弄できるものかと感心してしまう。一瞬、聞き間違えだと思った。「国民の声を聞く耳を持てなくなった」と言って謝罪をしたのかと思った。さらに小林千代美議員に辞職を促すなどとんでもない。まず、この男と小沢一郎が真っ先に議員辞職をしてから小林千代美と石川某に辞職を勧告するのが筋というものだ。

 いずれにしても、私が今ここで提示したような視点で、首相の辞任騒動に言及する既存メディアが少ないことに絶望感を覚えるのは私だけではないだろう。
 ↑ここまで

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