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May 17, 2010

「アンポハンタイ」の果て

 産経新聞のページに、京都大学教授の佐伯啓思先生が、「『アンポハンタイ』の果て」という文を寄稿しておられる。で、最後のほうを抜粋させてもらう。

 ↓ここから
 (略)
 岸の辞任後に登場した池田勇人首相は「低姿勢」を強調し、自民党に対する国民の不信をぬぐうかのように、国民のまなざしを経済成長へと向けていった。これは自民にとっても革新派にとっても都合のよいことであった。皮肉なことに、「アンポハンタイ」のおかげで日米安保体制はいっそう強固なものとなった。これは保守派には都合がよかった。そして、やはり「アンポハンタイ」のおかげで憲法改正は封印された。これは革新派には好都合であった。どちらも、「アンポハンタイ」のおかげで、深刻な政治的対立をやめ、関心を経済に注ぐことができるようになったのである。
 (略)
つまり、本来の問題は日本の防衛のあり方であり、憲法問題だったはずなのである。そして、そもそもそんな問題さえなかったかのように、60年代の日本人は、ひたすら働き、モノを作り、モノを買い、モノに囲まれることを生きがいにしていったのである。

 そして50年後の記念すべき年に鳩山由紀夫首相の沖縄米軍基地移設問題が起きた。しかもご当人がそのつもりかどうか、わざわざ5月をこの問題の解決期限に指定している。
 (略)
 せっかく日米安保体制に亀裂を入れたのである。そんな「蛮勇(?)」をもった首相はこれまでいなかったのだ。実際には「蛮勇」などというものではなかろう。ほとんど思いつきの人気取り発言でしかなかった。日米間に亀裂を入れて、そこでどうするのか、そこには何の見通しも準備も覚悟もなかった。

 鳩山首相は当然辞任すべきだと私も考える。しかし、それで一件落着というわけにはいかない。普天間飛行場移設を、事実上、元の自民党とアメリカの合意に戻して、それで元に戻ったというわけにはいかない。50年前の「アンポハンタイ」のおかげで保守派も革新派も封印してしまったことを、われわれは改めて思い起こすべきなのではなかろうか日本の防衛の根本的なあり方を、憲法問題まで含めて論議するというあの課題はまだ何ひとつ手つかずだからである
 ↑ここまで

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