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May 31, 2010

社民連立離脱についての各紙社説

 5月31日の各紙朝刊に、社民連立離脱についての社説が載った。見出しを列挙する。

 産経新聞: 社民連立離脱 基本政策「抜き」のツケだ
 読売新聞: 社民党離脱 連立崩壊を招いた首相不決断
 毎日新聞: 社民党連立離脱 政権の窮状は極まった
 朝日新聞: 社民連立離脱―多様な協力の形を探る

 産経は「政権を担当するにあたり、国の存立基盤である外交や安保など基本政策について十分議論せず、対立点を放置してきたツケが出てきたと言わざるを得ない」と書き、読売は「『水と油』のように相いれない外交・安全保障政策を持つ政党同士が、連立政権を続けてきたこと自体に、致命的な問題があったと言えよう」と書く。そもそも社民党が連立政権に加わることが間違っていたのだ。わかり切っていたことだ。政権発足時に社説で批判すべきではなかったか。

 毎日もまた「基本政策がここまで食い違った以上、同じ政権に居続けることなど到底、許される状況ではなかった」と書く。

 そしてこの3紙が共通して書いていることは、今後も両党間で選挙協力を継続しようというのはおかしいということだ。

 産経は、「民主、社民両党の間では、連立を解消した後も、政策ごとの連携を模索する動きがある。昨年9月の政権発足時の3党合意の実現に今後も取り組むことにより、両党間の選挙協力を継続しようという狙いだが、そうした姿勢はおかしい」。「民主党は参院選での選挙協力の継続を求めるため社民党に配慮するようだが、安全保障を含めた基本政策を徹底して吟味することがなければ『選挙至上主義』の批判を招くだけだ」と書く。

 読売は、「鳩山政権が今後、選挙目当てで社民党の協力を得るため政策面ですり寄れば、再び同じ過ちを犯しかねない。むしろ参院選後の政界再編や、政策ごとに与野党が連携する『部分連合』を視野に入れて行動すべきではないか」と書く。

 毎日は、「一方で、党首を罷免しながら連立維持への期待を表明し続けた首相の感覚を疑ってしまう。社民党が政権を離脱しながら参院選の選挙協力については民主党と協議を継続しようというのも不可解だ。これでは社民党のけじめも問われよう」と書く。

 選挙協力をしないと、1人区で自民、民主、共産が立候補したら、社民の票が共産に流れてしまい、民主党候補者の当選が危うくなるからだ。まさに数合わせのための選挙協力にすぎない。

 ところが、これら3紙と意見が全く異なるのが朝日新聞である(いつものことだが)。見出しにさえ「多様な協力の形を探る」とある。そこまでして民主党に肩入れするのか。不偏不党のくせに。

 朝日は次のように書く。

 「安全保障、基地問題や憲法問題は、社民党の理念政策の核心をなすテーマだ。社会党当時の村山富市委員長が、首相になったとたん、自衛隊合憲、日米安保堅持へと路線転換したことが、今日へと続く党勢退潮に拍車をかけた。そのトラウマは深い」

 旧社会党が政権を担うようになり、非武装中立などという空想論から脱して、自衛隊を合憲と認め、日米安保体制をも認めた。ルーピー鳩山がやっと沖縄米軍基地の「抑止力」に気付いたのと同じだ。しかし朝日新聞はそれを認めるなと言っているのだ。

 あろうことか朝日新聞は民主・社民の選挙協力まで認める。政党の柱が一致しないのに選挙協力とは筋が通らない。次のように書いている。

「閣内を去るとはいえ、安保以外の政策合意では今後も鳩山政権と協議し、その実行に努めていくことも決めた。参院選に向けた選挙協力も、ご破算にはしない。『古い政治に戻したくないという多数の国民の意思』を踏まえたという。賢明な選択と評価したい」

 多数の国民の意思は、社民党や民主党などもうご免だ、ということだろう。次の参議院選挙で民主党より自民党に投票すると回答する人が増えたのはその証拠だ。「古い政治に戻したくない」というのは、衆院選前にしつこく「政権交代」ばかりを主張していた朝日新聞の言い訳にしか聞こえない。卑怯な新聞である。

 朝日は最後にこう書く。

 「透明で正当な政党間協力のルールをつくる。それができれば、政権の姿も、国会の姿も変わるはずである」

 理想論はもういい。少しは具体的な提言でもしてみろと言いたい。

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