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May 19, 2010

日の丸を掲げない上海万博の日本館

 古森義久さんのBlog「ステージ風発」に、「日の丸を掲げない上海万博の日本館」という投稿がある。わしも以前に「上海万博の日本館、なぜ国旗を掲揚しないのか 国家感なき日本館など閉館してしまえ」と書いた。

 プロはどのような見方をするのか興味がある。

 引用させていただく。

 ↓ここから
上海万博の日本館は日本の国旗を掲げていないそうです。他の諸国の展示館はみな自国の国旗を掲揚するなかで、唯一、異色の存在です。


いったいなぜなのでしょうか。

この「日本館、日の丸を掲げず」の事実は日本の大手マスコミもほとんど伝えていません。そのため、ここでは週刊新潮5月10日号の記事に頼ることにします。「上海万博『日の丸』を掲揚しない卑屈すぎる『日本館』」という見出しの記事です。

まず週刊新潮の記事の冒頭は以下のとおりです。


「自国の国旗を掲揚していない、という意味では上海万博の中で、日本館は際立っている。
 『どの国も自分の国の国旗を掲揚しています。ポールを2,3本立て、両側に自国の国旗と中国国旗、その間に上海万博旗を掲げている国もあります。国旗がない場合でも、建物全体で、国旗を形作ったりしています。貧弱な北朝鮮でも国旗を掲揚し、壁に国旗を描いて存在をアピールしていますし、ブラジルなどは、サッカーのユニフォームでお馴染みの黄色と緑で建物を彩っています』と語るのは中国在住のジャーナリスト」

さて同じ記事の引用ですが、中国出身の評論家の石平氏のコメントです。

「他の国が国旗を掲揚するなかで、日本が国旗を掲げないのは異様です。これは中国政府が圧力を掛けて掲揚させなかったのではなく、日本側が自分たちの判断で遠慮をしてしまったのでしょう。日本人はいつもそうなんです。国旗は名前はその国、人にとっての象徴です。象徴を堂々と出せないのは、変な話だと思いますよ」

これに対して、日本館の担当者は掲揚しない理由を次のように述べているそうです。日本館広報管理センターの担当者の談話です。

「国旗を掲揚するという計画自体がない。そもそも万国博では、各国が国旗を掲揚するというルールはありません。恐らく、ポールがあるのに国旗が掲揚されていないため、なぜ掲揚しないのか、という見方をされるのかもしれません。あのポールはVIPが来た時など、中国側から急遽、国旗を掲揚するように要請される事態も想定されるので、そのために作ったものです。決して中国側に配慮したのではなく、そも計画もなかったし、必要ないと判断しました」

なぜ日の丸は掲げられないのか

私なりのその答えは簡単です。

中国人一般の反日感情を恐れるからです

そのへんの実態にちらりと触れる以下の評論をごらんください。
末尾のほうに日の丸と上海万博が出てきます。


【正論】中国海洋パワー 杏林大学名誉教授・田久保忠衛
2010年05月19日 産経新聞 東京朝刊 オピニオン面


 ■有事の備え強める同盟構築せよ

 英作家スウィフトの「ガリバー旅行記」に登場する小人の国、リリパット島の物語だと思えばいい。目の前の海を外国の大艦隊が悠々と行き来したのは念頭になく、海上を見張る監視塔が目障りだからほかへ持っていくかどうかで大騒ぎを演じている。世界の大勢などリリパットの最高指導者はどこ吹く風だ。

 中国艦艇が沖縄本島と宮古島の間を往復し、10日余にわたり太平洋側に進出した。日本の鼻先で軍事力を誇示し、海上自衛隊護衛艦に艦載ヘリを90メートルまで接近させる挑発行為に及んだ。さらに日本の排他的経済水域(EEZ)では、海上保安庁の測量船を2時間以上にわたって追い回した。追跡したのは海洋調査船のようだが、威嚇行為ではないか。

 ≪中国を戦略的視点から分析≫

 ハルフォード・マッキンダー、ニコラス・スパイクマン、アルフレッド・マハンらに代表される地政学、と聞いた途端にカタツムリのように身を縮める日本の風潮と反対に、中国を戦略的観点から見つめようとの試みは米国を中心に多角的に進められてきた。最新の論文の一つは、ニュー・アメリカン・セキュリティー研究所上級研究員のロバート・カプラン氏がフォーリン・アフェアーズ誌5-6月号の巻頭に書いた「中国の巨大地図-北京は陸と海でどれだけ勢力を拡張するか」だ。

 ユーラシア大陸2大国の一つであるロシアは大陸国家であるのに対し、中国は大陸国家であると同時に気候に恵まれた長大な海岸線を持つ東シナ海および南シナ海に面した海洋国家である。その中国の対外行動の原動力は13億人の生活水準を高めるため、エネルギー、金属、戦略的鉱物などを確保しようとする強烈な願望だ。影響力は中央アジア、ロシア極東部、南シナ海、インド洋へと及ぶ。国内では石油、天然ガス、銅、鉄鉱を産する新疆ウイグルやチベットにおける少数民族への弾圧は緩めない。

 中央アジアで、カスピ海から新疆に引いてくる石油のパイプライン、トルクメニスタンからウズベキスタンとカザフスタン経由の天然ガス・パイプラインが完成しつつある。ロシア極東部に目をつけているのは天然ガス、石油、ダイヤモンド、金などがあるからで中国移民が急増し、対照的にロシア側の人口が急減している。インド洋ではミャンマー、バングラデシュ、スリランカ、パキスタンなどで公然と港湾建設などを進め、いわゆる「真珠の首飾り」完成を進めている。中印の覇権争いだ。

 以上の分析をしたうえでカプラン氏は南シナ海に触れる。朝鮮半島、千島列島、琉球諸島を含む日本、台湾、フィリピン、インドネシア、オーストラリアを結ぶ第一列島線は、米国にとって「万里の長城」になっている。オーストラリアを除いた他の国々はいずれも中国との危険な2国間問題を抱えているうえ米軍のアジアにおける存在とともに中国海軍の太平洋への進出をチェックする役割を担っている。

 ≪事実上の「フィンランド化」≫

 カプラン論文は米国の長期戦略に近いところをついている、と私は判断する。ニクソン訪中から続いている米国の対中政策の基本は、中国と軍事対決を回避しつつこの大国を国際社会の常識になじませる関与政策である。同時に、自国の軍事力を整備し、同盟国や友好国との結びつきを強めるヘッジング(有事の際の準備)を怠らぬ-に尽きる。

 日本が中国との友好を重んじるのは当然だが、日米同盟を弱め、自国のヘッジングでもあるべき米軍沖縄基地を不安定にし、仲井真弘多沖縄県知事を惑わせ、いまごろになって抑止力の意味がわかったなど臆面(おくめん)もなく述べている最高指導者とはそも何者なのだろうか。

 深刻なのは、国民の間に静かに広まっている独立国としての精神の崩壊だ。民主党は中国の軍事力を「脅威」と認めない方針を5年前に確立している。今回、中国海軍の挑発を受けた5日後に鳩山首相は胡錦濤国家主席と会談したが、この問題を持ち出さなかった。なぜか、北沢俊美防衛相は日中首脳会談後に事実を国民に明らかにしている。自民党にも、「中国を刺激してはまずい」などといかにも訳知り顔で説く向きがいる。要するに中国の軍事力を恐れているのだ上海万博で日本館だけは国旗を掲げない現象とも無関係ではなかろう

 北欧のフィンランドは、ソ連に果敢な抵抗をしたが、1948年に友好協力相互援助条約を結んだ。独立と体制を認めてもらう代わりにモスクワに楯突かないことを約束した。日本にも対中関係で事実上の「フィンランド化」が進んでいないか。世界の大勢をつかみ、日本の運命を託す救国の政治家は末期的乱世の中から登場すると信じている。(たくぼ ただえ)
 ↑ここまで

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