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April 30, 2010

【金曜討論】高校無償化 義家弘介氏、広田照幸氏

 産経新聞のページに「【金曜討論】高校無償化 義家弘介氏、広田照幸氏」という記事があり、2名の意見が載っている。義家弘介氏は高校無償化に反対、広田照幸氏は賛成という立場だ。

 意見を並べてみる。

  --高校授業料無償化の制度が始まった

義家氏

 法律が国会を通ったのが3月31日で、施行日は4月1日だ。社会全体で子育ての費用を出し合うというのなら、中央教育審議会などで丁寧に議論して制度設計するのが当然で、子供にとって非常に無責任なやり方だ。高校の実態を見ると、6万5千人超の中退者、5万人超の不登校者がいる。この対応が先決ではないか。経済的理由による中退者は少なく、学校不適応が圧倒的に多い

 本来、自分の子は自分で育てる。自助ありきだ。所得制限がない制度設計はあり得ない。国会議員の子供にも、鳩山首相の孫にも出る制度はおかしい。現在、低所得者層は都道府県が授業料を免除している。高校無償化に伴い、特定扶養控除の上乗せ分を廃止した。これまで免除されていた低所得者層は負担が増える。票をとるためにばらまくのではなく、本当に控除が必要な人に対する給付型奨学金の創設が必要だ

広田氏

 学習者の権利を保障するという観点で画期的だ。高校までの教育を子供の権利とみなし、社会全体で面倒をみる。原理の転換だ。子育て支援の意味でも画期的だ。家計負担が日本は重い。OECD諸国の中で国の公教育支出は最低レベル。子育ての負担は高校生、大学生の親の世代が一番きついが、軽減できる。先進国並みになる

わし

 子供の教育は親がまず面倒を見るべきであって、社会全体で面倒をみるようなことは無責任だし、税金の無駄遣いだ。


--授業料は公立は無料。私立は同程度の金額を減額されるものの有料のままだ。「公私間格差」が出るとの指摘がある

義家氏

 私学は授業料が発生するから、格差はより広がる。首都圏は違うが、地方は私立より公立志向だ。公立受験で失敗した子が私立に通う。受験に失敗した子供がお金を出して高校に行く構造になるので、公立志向が高まる。経営難になる私学が出るおそれもある

 私学に通う低所得者層には、2倍の就学支援金を支払うために、親の所得証明の提出が必要になった。子供や担任教員が、親の年収を見られるようになってしまう

広田氏

 私学は公立と違う教育をするから成り立つ。公立より質の高い教育、要するに、プラスアルファだ。公立に飽き足らない教育ニーズを公費で負担するのはいかがなものか。公立の受け皿が小さくて私学に行くケースもある。そういうところは、私学に対する機関助成をきちんと行えばよい

わし

 私学に対する助成は憲法違反である。公立ももちろん無償化するひつようなどない。分数の計算もできない高校生になぜ税金を使わないといけないのか。勉強もせず学校に行くより働けばよい。


--高校は義務教育とすべきか

義家氏

 633制の前提での義務化はあり得ない。成人年齢が18歳に引き下がった場合、日教組がイデオロギー教育をやって選挙の投票行動に直結させることもできる。18歳は高校生ではないという制度にしないといけない。参院選マニフェスト(選挙公約)で学制の抜本的見直しを打ち出したい

広田氏

 早く就職したい子供たちは、義務教育化を望まないケースもある。その後に学び直しができる方がいい

わし

 中学までの勉強もろくに出来ない奴がいると邪魔。高校受験で振り分ける方が教師も教えやすいし、生徒もレベルが揃うので励みになる。


--外国人学校の扱いは

義家氏

 川端達夫文科相は『すべての意思ある子供は平等に機会が保障されねばならないと』と強調するが、無償化対象外の外国在住の日本人高校生は『すべての意思ある…』に含まれないのか。まず、彼らへの支援が先ではないか

わし

 日本人だけでよい。財政にどれだけ余裕があると思っているのか。


--恒久的なバラマキだとの批判もある

広田氏

 バラマキは2種類ある。特定の裁量で一部の集団や地域にお金をまく旧来型が1つ。今回はそうではなく、国民全体が得する社会への改造だ

わし

 戦後最大額の赤字国債を発行しておいて、なぜ国民全体が得をするのか。逆である。学力があるのに親の所得が少なくて学校に行けない生徒を援助すればよい。奨学金制度を拡充すればいいだけの話だ。


--朝鮮学校への支給は

義家氏

 国費投入はあり得ない。日本の高校は日本人を世界に貢献できる人材として育成するためにある。北朝鮮は国交がなく教育内容は不明だ。支援金が子供に行き渡るかを検証するすべもない。無償化せずとも、教育の機会は与えている。門戸を閉ざしてはいない

広田氏

 支給すればよい。拉致は憂慮すべきだが国家レベルの問題だ。朝鮮学校で学ぶ生徒の責任とみなすべきではない。外国人を切り分けて扱うのは多文化社会と違う。日本社会のメンバーとして包摂すべきだ

わし

 朝鮮学校への支給など論外だ。日本を敵国と看做し、思想統制を行っている独裁国の学校に、なぜ日本人の税金を与えねばならないのか。生徒の責任ではないにしても、終戦時に半島に帰らなかった親に責任がある。朝鮮学校の存在自体、許してはいけない。万景峰号で修学旅行に出る朝鮮人学校の学生たち約200人に1人50万円ずつ渡し、税関を通って乗船した後、回収していたという話もある。明白な犯罪ではないか。


--親の転勤などで海外に住む日本人高校生は無償化されない

広田氏

 別枠の問題だ。必要があれば個別に何かを考えればよい。日本という社会空間の中に生きているかぎりは一律の枠組みでやる

わし

 あれえ、広田氏はさっき「国民全体が得する社会への改造だ」と言っていたはずだ。外国に住む日本人は日本国民ではないのかなあ。矛盾している。

 ということで、わしの判定ではもちろん義家氏の勝ち。

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