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March 13, 2009

カルデロン一家についての社説 毎日と産経で正反対

 毎日新聞の3月13日朝刊の社説は「カルデロンさん 親子在留を許すべきケースだ」である。

 まず、パスポートを偽造して入国した犯罪者に対して「さん」付けで呼ぶことが異常だ。また犯罪者の子供を実名で報道するのもおかしい。そもそも犯罪者という認識が欠けていると思う。これは他の殆どのマスコミも同じだ。

 次いで、入管当局の「両親が自主的に帰国する意思を表明すればのり子さんの在留を認め、表明しなければ3人とも強制送還する」との通知を、「脅しとも映る対応」という。毎日新聞はどういう神経をしているのか。そもそも3人とも既に強制送還されていても当たり前なのに、「諸事情を勘案し」今まで温情をかけてきたのではないのか。それを良いことにまだ「3人で日本で暮らしたい」という事自体が間違っている。

 毎日新聞は「2万人を超す住民らが法務省への嘆願書に署名した」のを理由に「一家が引き続き滞在することが、社会に害を及ぼすとは考えにくい」というが、理由にならない。不法入国しても子供が出来れば許されるのであれば、他の外国人も倣うであろう。悪しき前例を作ってはいけない。何のための法律か、ということになる。犯罪者を見逃すのは間違いだ。

 「一家が強制送還されれば、日本語教育を受けてきたのり子さんは言葉と文化の壁に直面する」というが本当か。のり子さんの両親はフィリピン人であるにもかかわらず、家庭でも日本語しか使わなかったのだろうか。常識的には考えにくい。仮に事実であったとしても、入国管理局はのり子さんのみの在留を認めているのだ。これだけでも特別措置である。

 また、毎日新聞は「ヨーロッパの国々が、一定期間居住した外国人に在留許可を与える法制度を設けていることも参考にしたい」というがとんでもないことだ。ヨーロッパでは各国が一定水準の文化や生活を行っているが、日本の周囲はそうではない。フィリピンは発展途上国だし、何よりも独裁・反日国の中国や朝鮮がある。全く事情が異なる。どうせ毎日新聞はそれをわかって言っているのであろうが。それでなくても外国人の不法滞在や犯罪のトップが韓国と中国である。入国の抜け穴を作ったら、その穴がどんどん広がるのは自明だ。外国人犯罪が更に増え、日本人の生活が脅かされることになる。

 最後に、毎日新聞は「子どもの権利条約」まで持ち出し、「同条約が掲げる子どもの利益を最優先とする原則こそ尊重されるべきは言うまでもない」という(「子ども」ではなく「子供」と書け。混ぜ書きは間違いだ)。子供は責任を免除されているため権利もその分だけ制限されるのが当然。子供の権利などを100パーセント認めたら教育も躾けも出来なくなってしまう。

 さて、同日の産経新聞の社説が「フィリピン人一家 同情と法の運用は別問題」だ。ちょうど毎日新聞と正反対の主張だ。「両親は偽造旅券という悪質な手口で入国した。日本に不法入国する外国人は、年間約11万人いるといわれる」とある。うち過半数が朝鮮人である。更に不法入国の取締りを緩めてどうするのか。また「日本は欧米に比べまだまだ、入国管理が緩やかだとする指摘もある」という。毎日新聞がヨーロッパの国々を引き合いにだすのであれば、同じ理屈で、日本は欧米並みに入国管理をもっと厳しくせよ、とも言うことができる。

 産経新聞の社説を引用する。

 ↓ここから
 不法入国のため、国外への強制退去処分を受けた埼玉県蕨市のフィリピン人中学生、カルデロン・のり子さんと両親の一家3人の最終的ともいえる処分の期限が迫ってきている。

 法務省東京入国管理局は、両親が入国管理法違反で日本に不正に入国した以上、法律を曲げるわけにはいかないとして、一家の日本滞在期限を今月16日までと通告した。一家がこれを拒めば17日にも強制送還される。

 のり子さんの母は平成4年に、父は翌年にそれぞれ他人名義のパスポートを使って来日した。のり子さんは7年に生まれ、地元の小学校を経て今は中学1年生で、日本語しか話せない。

 日本人として育てられたのり子さんに衝撃が走ったのは18年7月、小学5年生の時だった。

 母親が買い物途中に警官の職務質問を受けて逮捕され、裁判でも執行猶予付きの有罪となった。一家は強制退去処分の取り消しを求める訴訟を起こしたが、裁判所はこれを認めず、昨年9月に最高裁で一家の退去処分が確定した。

 その後、一家は再三にわたり、在留の特別許可を東京入管に申請している。そのつど、同入管は、のり子さんが日本育ちであることなど、人道的な面を考慮して、申請のたびに1カ月程度の短期間の滞在許可を出してきた。

 異例の措置を取ってきたわけだが、法務省は13日までに両親が自主的に帰国する意思を示さなければ、17日に家族全員を強制送還すると通知した。その一方で、森英介法相は、のり子さんのみの在留を認め、両親はいったん帰国し、日本に1人で残ったのり子さんに会うために短期間の再入国許可を出すと表明するなど、最大限の配慮も見せている。

 のり子さんは「3人一緒に日本に残りたい」と涙ながらに訴える。その気持ちは、痛いほど理解できる。同情もしたい。のり子さんには何の責任もない。

 しかし、両親は偽造旅券という悪質な手口で入国した。日本に不法入国する外国人は、年間約11万人いるといわれる。年々減少はしているが、日本は欧米に比べまだまだ、入国管理が緩やかだとする指摘もある。

 温情を優先するあまり、あしき前例をつくるのはまた問題だ。違法を見逃した場合、それがアリの一穴となり犯罪を呼び込むことにもなりかねない。
 ↑ここまで

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