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March 06, 2009

全国人民代表大会についての各紙社説

 3月6日の朝日、毎日、産経新聞の社説は、中国の全国人民代表大会について書かれている。見出しを列挙する。

 朝日新聞: 中国全人代―世界に重い今年の「保八」
 毎日新聞: 全人代 中国の内需拡大に期待する
 産経新聞: 中国全人代開幕 国防費の突出を説明せよ

 産経新聞だけは、独裁国家である中国の危険性を少しは認識しているようだ。だから「国防費の突出」を見出しに書いているのだろう。

 ところが、産経の社説もまだまだ甘い。「世界経済が大減速する中で中国の積極策は歓迎されよう」と書いているのだ。世界の工場は世界の公害の源になっているのだが。

 他紙に至ってはつぎのような感じだ。

 「しかし、雇用の確保や社会の安定のためには、『保八』の達成は欠かせない。日米欧の先進諸国も中国の潜在的な成長力に注目し、世界経済を下支えするよう期待している」(朝日新聞)

 「中国は今年建国60年の節目を迎える。昨年、世界第3位の経済規模になり、威信をかけた北京五輪を成功させた。抗日戦争、国共内戦の荒廃と文革の混乱から実質わずか30年で、貧困国が世界一の外貨準備保有国に成長した。この実績によって国際社会における中国の政治力も急速に高まった」(毎日新聞)

 毎日新聞は、支那事変を「抗日戦争」などと書く。どちらの側の新聞か。

 とはいうものの、社説における中国への批判の度合いが割と違う。一目瞭然だ。抜粋してみる。

 朝日新聞
 ↓ここから
 一方で、国防予算は21年連続2けたの伸びとなった。「聖域」扱いということだろうが、内容は不透明なままだ。これだけが相変わらず一本調子の拡大では、世界は落ち着かない。
 ↑ここまで

 「世界は落ち着かない」という次元の話ではない。世界、特に日本を含めた周辺諸国の安全が脅かされているのだ。台湾はもちろん尖閣諸島は特に危険だ。朝日新聞は人民日報と提携しているから、こんな程度しか書けないのであろうか。

 毎日新聞
 ↓ここから
 それにしても不思議なのは軍事費の増加だ。成長を維持できるかどうか、国が岐路にあるというのに、国防費だけは前年度実績比14.9%と21年連続2ケタ増になった。台湾問題は中国にとって有利に進んでいる。温首相の外交は「全方位外交」だ。なのに軍事費が増える。共産党指導部が軍の要求を抑制できないのではないか。
 ↑ここまで

 「台湾問題は中国にとって有利に進んでいる」から軍事費を増やす必要は無い、と読める。台湾が中国に占領されたら、次は沖縄、尖閣、日本列島なのだが。少しは危機感を持てばどうか。

 産経新聞
 ↓ここから
 今年の政府活動報告は、経済対策に重点が置かれ、政治改革や民主化については、目新しい内容を欠いた。近年、各地で暴動事件が頻発、その背景には官僚主義や腐敗問題があるケースが多い。6月の天安門事件20周年を前に民主派への抑圧や言論統制はむしろ強まってさえいる。

 そうした中で、軍部を中心にした保守派が発言力を増しているとされる。1月に発表された中国国防白書では「強大な海軍建設」をうたい、空母建造にも着手した。海軍に限らず、中国軍の装備近代化は目覚ましい。

 温家宝首相は報告で、平和的発展を強調、国際協調路線を確認したが、軍事力の増強は国際社会の警戒心を招いている。中国が国際社会とのより緊密な協調を必要としているとき、経済成長率を常に大きく上回る国防費について明快な説明をすべきである。
 ↑ここまで

 他紙もこの程度は書くべきだろう。

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