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November 13, 2008

田母神氏招致について

 11月11日に田母神氏が参院に招致され、質疑応答が行われた。しかし防衛相が答える事が多く、田母神氏の発言は封じ込まれていた。一体何のための招致かわからなかった。

 質疑応答の詳細は産経新聞のページに詳しく載っている。

【田母神氏招致・詳報】(1)「後世の歴史の検証に耐えうる質疑をお願いする」委員長冒頭発言で
【田母神氏招致・詳報】(2)「村山談話の見解と私の論文は別物」
【田母神氏招致・詳報】(3)浜田防衛相「憲法に関し見解を述べることは一概に禁止されているわけではございません」
【田母神氏招致・詳報】(4)「自衛官にも言論の自由。どこが悪かったか審理してもらった方が…」
【田母神氏招致・詳報】(5)「絶対に意見が言えないと…どこかの国と同じくなっちゃう」
【田母神氏招致・詳報】(6)「ワインの会に都合3回ほど出席した」
【田母神氏招致・詳報】(7)「日本の国はいい国だったと言ったら解任された」
【田母神氏招致・詳報】(8)「yahooでは…58%が私を支持している」
【田母神氏招致・詳報】(9)「国家観なければ国は守れない」
【田母神氏招致・詳報】(10)「カリキュラムの中身は把握しておりません」と浜田防衛相
【田母神氏招致・詳報】(11)完「日本だけが悪いと言われる筋合いはない」

 NHKは国会中計を申請しなかった。禁止されていた訳ではないのに。田母神氏の発言を恐れてのことであろう。どこが「皆様のNHK」か。

 一番問題なのは、田母神氏の論文の内容に一切踏み込まなかったことだ。更に悪いことに、その論文が悪いものであるという前提で、質問する側も、答える側(防衛相)も発言している。「村山談話」は無謬なのか(論文では村山談話に直接言及していない)。自衛隊には言論の自由が無いのか。誰のおかげで日本の平和が維持できていると思っているのか(憲法第9条?)。こんなことでは自衛隊の士気も衰えてしまうだろう。何せ「日本の国はいい国だったと言ったら解任された」のだから。

 翌12日の各紙の社説の見出しは次の通り。

 朝日新聞:前空幕長―「言論の自由」のはき違え
 毎日新聞:前空幕長招致 隊内幹部教育の実態究明を
 読売新聞:前空幕長招致 「言論の自由」をはき違えるな
 産経新聞:田母神氏招致 本質的議論聞きたかった

 正論を述べているのは産経新聞だけという体たらくだ。

 朝日新聞の社説から一部を抜粋する。

 「田母神氏は『自衛官にも言論の自由がある』『言論統制はおかしい』と繰り返し発言した。自衛隊のトップにまでのぼり詰めた空将が、こんな認識の持ち主だった」

 「自衛隊のトップにいた人が、こうした基本原則や過去の反省、努力の積み重ねを突き崩しておいて、なお『言論の自由』を言いつのる神経を疑う」

 「むろん、自衛官にも言論の自由はある。だが、政府の命令で軍事力を行使する組織の一員である以上、相応の制約が課されるのは当然ではないか」

 自衛隊には言論の自由を許さない、政府の言うがままに発言せよという事だ。

 ところが、朝日新聞は次のような社説を今年の8月29日に書いている。

 河野衆議院議長(当事)が次のような意見を述べた事に対する社説だ。

 「特定の宗教によらない、すべての人が思いを一にして追悼できる施設を真剣に検討するよう政府に求めた」
 (竹島の領土問題で)「互いに内向きに領有権を主張するばかりでなく、真摯に向き合い、話し合いによる解決を」

 「議長の発言―率直な河野流を買いたい」というタイトルだ。今回の田母神氏の論文が悪いのなら、同じ理屈で、朝日新聞は「中立であるべき(衆議院)議長なのに特定の立場を表明するのはいかがか」と言うべきであろうに、その正反対を主張している。

 「だが、だからといって、国の基本的なあり方について、立法府の長が自らの思いを語ることまでしばられるべきではなかろう」

 であれば、国の基本的なあり方について、自衛隊の長が自らの思いを語ることまでしばられるべきではなかろう。意見をどう扱うかは政府が判断すればよいだけの話だ。この論文を「テロ」というマスコミもあるが、それを言うなら朝日新聞など反日言論テロの塊である。

 朝日新聞は自らの論調にあう場合にのみ言論の自由を認めているのだ。二枚舌、ご都合主義以外の何者でもない。やっていることは戦前の思想統制と同じだ。

 今回の騒動を喜んでいるのは左翼、朝日新聞、そして支那、朝鮮だろう。

 最後に、産経新聞の社説から抜粋する。

 ↓ここから
 政府は田母神氏を更迭する際にも本人に弁明の機会を与えなかった。政府見解や村山談話を議論することなく、異なる意見を封じようというのは立法府のとるべき対応ではない。

 田母神氏は、論文で示した見解は今でも正しいと考えており、政府見解や村山談話を逸脱するものではないと主張した。理由の一つとして「村山談話は具体的にどの場面が侵略だとまったく言っていない」と指摘し、政府見解による言論統制への反発も示した。政府や与野党議員はこれに十分反論できただろうか。

 政治の軍事に対する統制は確保されなければならず、田母神氏が部外への意見発表の手続きをきちんととらなかった点は問題だ。ただ、集団的自衛権を見直すなどの本質的な議論を制限することがあってはなるまい。

 この問題を契機として、民主党は自衛隊の統合幕僚長や陸海空幕僚長の4人を国会同意人事の対象とする考えを打ち出した。何を基準に人選するのか。歴史観など思想統制につながるものなら許されない。政府・与党にも事態収拾の一環として導入を検討する動きがあるが、慎重に対処すべきだ。
 ↑ここまで

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