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March 05, 2008

イージス艦事故 冷静かつ客観的な報道と調査を求める

 5日の産経新聞に「ジム・アワー元国防総省日本部長 イージス艦事故 海自批判は早計」と、「清徳丸はなぜ衝突したか」という記事がある。他紙がイージス艦事故で自衛隊ばかりを非難する中で、こういう「冷静」な記事が載るのは有りがたい。というより、産経のような報道が普通で、他が異常なのだが。

 被害者の遺族の思いなどどうでもよく、朝日新聞やNHKなどの多くのマスコミが冷静さも公平さも失って自衛隊批判に突っ走っている。多くのマスコミが「あの戦争」は日本の「侵略戦争」であり日本が悪かった、というのと同じだ。これでは真の原因などわからないし、再発防止など望むべくも無い。本当に戦争や事故を無くしたいのであれば、このような報道姿勢を取るはずがない。つまり、これら反日マスコミは別の何らかの目的に向かって行動しているのだろう。

 最初の記事から抜粋する。

 ↓ここから
 (略)
 めったに起こりえない海上自衛隊のイージス艦と小さな漁船の衝突事故という最近のケースでは、マスメディアの無責任な報道と国会でのいくらか感情的な議論により、悲惨でまれな事故が実質的に国の緊急事態に変質してしまった。
 (略)
 大型であろうが、小型であろうが、いずれの船も安全航行に責任があり、通航が混雑している中では、注意深く進むことが求められるものの、大型船より小型船の方が操作しやすいというのは常識だ。

 大型船が香港であれ、東京湾であれ、入港する際に、漁船のような小型船が周囲に多くある中で操舵(そうだ)して進もうとするのは不可能だ。大型船は妥当なゆっくりとした速度で航行し、小型船は大型船を通過させるようにかじを取る。私の知る限り、「あたご」は監視員を艦橋に置くなどした上で、適切なスピードで進んでいた。

 安定して航路を進むために自動操舵にしていたかもしれないことを理由にイージス艦側を無責任だと責めるより、「清徳丸」が警戒していたのなら、なぜ進路から外れなかったのかと問う必要がある。吉清治夫さんと哲大さんは疲労で居眠りしていたかもしれず、付近にいた他の船からの警告に反応しなかったのではないか、と誰も疑問を示してはいない。

 むろん行方不明の乗組員の家族は同情されるべきであり、事故は(海上保安庁ではなく、海自によって)注意深く調査されるべきだ。だが、事実が完全に明らかになる前に否定的な報道をして、政治家が批判を差し挟むのは、プロ意識があるとは思えない。海自は6年以上、インド洋で燃料補給と海上阻止作戦に尽くし、北朝鮮のミサイル攻撃に備えた日本の防衛の主要部分を担っている。海自は国民から感謝されるのが当然であって、早計、かつ誤情報にもとづくかもしれない批判は適当ではない

 行方不明の乗組員の家族の苦痛を軽視する意図はない。だが、わたしは北朝鮮の現実の脅威に対する備えの中で、海自が担う重要な役割を高く評価している。中国を平和的に導くという最も重大な希望は、日本と米国の海軍の強い協力によりもたらされる。海上自衛隊は、悲惨な事故で受けている評価以上に、理性的に評価されるべきだ。原因が完全にはまだ分からないのだから。
 ↑ここまで

 2番目の記事から抜粋する。

 ↓ここから
 シンガポール駐在の特派員だったころ、海はいつも目の前にあった。支局も住まいもシンガポール・マラッカ海峡を望む海岸にあったから、何隻もの大型船がゆっくりと航行する雄姿を眺めて暮らした。
 (略)
 素早く旋回する小型船に比べると巨艦の舵取りはいかにも鈍い。28万トンのタンカーや9万トンの空母が小舟に気づいて転舵しても機敏な回避は難しい。
 (略)
 海上衝突予防法では船が交差する際に、他船を右方向に見る船が右に避ける義務がある。今回の場合は、明らかに「あたご」に回避義務があるから、衝突事故を起こせば非難のマトになる。海陸を問わず、死亡事故にいたれば加害者の結果責任が問われるのだ。

 それにしても、小型漁船は小回りを利かしてなぜ素早く回避できなかったのか。イージス艦はマラッカ海峡の大型船より遅い約10ノット(18キロ)だ。これに突っ込んでは命が幾つあっても足らない。イザとなれば、どちらに回避義務があるなんていってはいられない

 漁船の2人が行方不明なので、彼らに何があったかは分からない。直前にイージス艦を横切った仲間の漁船につられたのか否か。少なくとも救命胴衣をつけていれば、救出される可能性は高かった

 米海軍筋に聞いてみても、やはり「第一報を聞いたとき、なんで日本漁民はライフジャケットを着ていないのか」との疑問だったという。一方で、漁民の家族が石破茂防衛相の辞任を望まず、再発防止に邁進(まいしん)するよう求めていたことを評価した。
 (略)
 イラク戦争を指揮したラムズフェルド前国防長官など、戦死者続出だから何度、辞めても追っつかない。それよりも、原因の究明と再発防止策を確立することが何より優先される。

 韓国海軍はどうか。
 (略)
 彼は大型船を発見すると、自ら回避行動を起こすから一度もヒヤリとしたことはなかったという。「双方にミスがあっても、機動性のある小型船が回避するのが筋だ」との見解だ。軍艦の場合は、急に転舵しようとしても回転幅が広いため、「やむを得ず真っすぐに向かわざるを得ない」と現実論を述べる。

 ミスを重ねた「あたご」は、なぜ衝突を避けられなかったのかの究明は不可欠だ。しかし、「清徳丸はなぜ衝突が避けられなかったか」もやはり問われる
 ↑ここまで

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