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October 25, 2007

朝日新聞が「金大中事件―醜い事実を直視しよう」って、日本に向けて言うことではない

 朝日新聞の25日朝刊社説は「金大中事件―醜い事実を直視しよう」だ。社説の後半では日本の責任を問うている。これでは韓国の発表と同じだ。

 前半では、「あっと驚く新事実が出てきたわけではない」と事実を弱めている。が、「犯行の舞台となった日本に対する明白な主権侵害である」「韓国政府は公式に謝罪する必要がある」「日本側は容疑者の引き渡しを求めるのが筋だろう」と淡々と書いている。

 ところが後半では日本を非難する。「日韓両政府が2回におよぶ『政治決着』で真相究明にフタをしてしまった責任だ」「日韓双方の政治の思惑があったのは間違いない」とどちわも悪いかのように書く。そして「韓国には日本から経済協力などの形で巨額の資金が渡り、両国の黒い癒着が言われていた」と、事実かどうかわからないことまで書く。事実かどうか分からないからと、北朝鮮による日本人拉致を「疑惑」であると言い続けてきた新聞とは思えない。それを書くなら北朝鮮への経済援助や中国へのODAはどうなのか。「黒い癒着が言われている」のに、朝日新聞は何も書かないのか。

 朝日新聞は、主権侵害という国際法違反を国家規模で犯した韓国を逆に持ち上げている。「今回の調査を命じ、政治決着の内実を示す外交文書を積極的に公開している盧武鉉大統領の姿勢は評価したい。軍事独裁から民政へという究極の『政権交代』があってこその透明性だ」。

 朝日新聞は最後に「韓国側からここまでの事実が公表された以上、日本政府もこの事件や政治決着についての外交文書などを公開すべきだ。それが日本国民や歴史に対する責任というものではないか」と言う。外交文書を公開するか否かはその国の判断による。韓国に合せる必要など無いし、日本には何ら責任などない。日本国民に事件の責任を負うのは韓国だし、真相を明らかにすべきなのも韓国だ。そもそも日本は被害国ではないか。

 日本が「金大中事件」(の真相隠し)に加担したかのような書き方をするのは間違っている。

 社説の後半を引用する。

 ↓ここから
 もうひとつの問題は、韓国情報機関による犯行の疑いが濃かったのに、日韓両政府が2回におよぶ「政治決着」で真相究明にフタをしてしまった責任だ。

 冷戦時代のことだった。北朝鮮と厳しく向き合う朴政権が揺らいではまずいし、日韓が深刻な対立関係になっても困る。ことを荒立てずに、早く事件の幕を引きたい。そうした日韓双方の政治の思惑があったのは間違いない。

 65年の国交正常化以来、韓国には日本から経済協力などの形で巨額の資金が渡り、両国の黒い癒着が言われていた。そんな背景も無縁ではなかったろう。

 今回の報告書は、「政治決着」が闇に葬ったはずの醜い事実をさらけだした。たとえ恥部であっても、歴史の事実は解明すべきだ。

 その意味で、今回の調査を命じ、政治決着の内実を示す外交文書を積極的に公開している盧武鉉大統領の姿勢は評価したい。軍事独裁から民政へという究極の「政権交代」があってこその透明性だ。

 韓国側からここまでの事実が公表された以上、日本政府もこの事件や政治決着についての外交文書などを公開すべきだ。それが日本国民や歴史に対する責任というものではないか。
 ↑ここまで

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