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July 19, 2007

宮本顕治氏死去

 まだ存命だったのか、というのが第一報を聞いたときの感想。朝日と読売が社説を載せている。

 読売の社説は「宮本元議長 共産党を支えたカリスマの死」という題だ。

 読売は次のように事実をちゃんと書いている。

 「共産党の宮本顕治・元中央委議長が死去した。98歳。1997年に議長を辞任するまで、40年近くにわたり、党の最高指導者として君臨していた」。

 「31年入党、33年には中央委員として最高指導部入りした。しかし、同年末には逮捕され、いわゆるスパイ査問死事件などで、無期懲役の判決を受けた」。

 「戦後、釈放されて、党中枢での活動を再開、58年に書記長となり、以来、民主集中制というマルクス・レーニン主義政党特有の鉄の規律の下に、最高指導者の地位を維持した」。

 各紙のページをみると宮本氏は治安維持法違反などで逮捕されたという様に書いている。治安維持法が悪いかのようだ。正確に書くべきである。殺人犯として投獄されたのに、治安維持法のせいにして、戦後のどさくさに紛れて出獄してしまったのだ。

 参考: 立花隆「日本共産党の研究 1~3」(講談社文庫)

 朝日の社説は「共産党―宮本時代を超えるには」だ。日本共産党の勢力拡大を望んでいるように読める。もちろん「スパイ査問死事件」(リンチ殺人事件)については一切触れていない。

 「戦前、共産党が非合法とされていた時代に入党し、12年に及ぶ獄中生活で非転向を貫いたカリスマ性。戦後、理論と組織の両面で党を率いた強固な指導力。とりわけ、議会重視の『民主主義革命』路線を確立したことは、党にとって不動の功績だったといえよう」。

 べた褒めである。さすが朝日新聞だ(朝日は自社の記事で20世紀を代表する政治家の一人に「金日成」を挙げている)。何にせよ「革命」路線であることは間違いない。戦前は「暴力革命」路線だった。共産主義社会の到来を歴史的必然と言い切る政党だ。「庶民の味方」などというソフト路線に騙されてはいけない。

 「自衛隊の国民監視活動をあばくなどの調査活動。政治腐敗や首相の靖国参拝を批判する論理の鋭さ。いまの共産党が、独自の存在感をもっていることは間違いない」。

 朝日が共産党を推す理由がわかる。「論理の鋭さ」など感じない。「論理の古さ」や「論理のこじつけ」という方が正しいのではないか。マルクス主義理論自体がそうだ。

 「共産党が宮本時代を乗り越えるには、さらに思い切った変身が欠かせない」。

 そして万一共産党が政権を獲得したら、また思い切った変身をして独裁者としての正体を現すのだろう。

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