慰安婦問題についての駐米大使館の反論は反論になっていない
産経新聞のページに「駐米大使館、慰安婦問題で首相批判の米紙に反論」という記事がある。抜粋する。
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いわゆる慰安婦問題と北朝鮮の日本人拉致問題を同一次元で論じる日本非難の社説(24日付)を掲載した米ワシントン・ポスト紙のハイアット論説委員長に対し、北野充駐米公使(広報担当)は27日、「(日本政府の)公式の考え方を十分理解していない」と抗議した。
同紙は「安倍晋三の調子のいい話」と題した24日付の社説で、首相が拉致問題を「落ち込んでいる国内の支持回復」に利用する一方、慰安婦問題では日本の責任に目をつぶろうとしていると指摘。「日本の罪を率直に認め、犠牲者に謝罪すべきだ」と批判した。
これに対し北野公使は、慰安婦問題に関する日本政府の基本的な立場として、(1)旧日本軍の関与の下で女性の名誉と尊厳を傷つけたと認める(2)同問題でおわびと反省を表明した河野談話を継承する-と説明。安倍晋三首相もこの方針を維持するとしたうえで、拉致問題に関する安倍内閣の取り組みは、支持率狙いではないと指摘した。
慰安婦問題に関する国外報道への反論について、駐米日本大使館は、外国メディアに掲載された個別の記事に対しいちいち反論投稿することが「必ずしも生産的でない」としている。今回は論説委員長への抗議に切り替える一方、申し入れ内容を報道関係者に伝えた。
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駐米大使館の反論はまるで反論になっていない。逆に「軍の関与を認めている」。ひどい。また中米日本大使館は「個別の記事に対しいちいち反論投稿することが「必ずしも生産的でない」」としているが怠慢である。たとえ非生産的であっても反論しないといけない。嘘が一人歩きして真実になってしまっては困る。南京大虐殺もそうだ。
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