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July 31, 2006

小泉外交の負の遺産とは何事か

 朝日新聞の7月30日の社説は「瞬発力外交の負の遺産 小泉政権、閉幕へ」だ。「瞬発力」外交という意味がよくわからないが、社説を最後まで読むと、小泉外交が残した最大の負の遺産は、「靖国問題でダイナミズムを失ってしまった日本のアジア外交」であるという。中国・韓国との会談が行われないことを指しているようだ。ここ数日の朝日には、不偏不党の仮面を脱ぎ捨てたかのような靖国批判の記事が多い。この社説もそうだ。部分的に抜粋(「」内)する。

 「不安定な東アジアの情勢を見れば、米国との同盟の重要性は広く認識されている。ただ、ことさらその同盟に踏みこんでいった首相の狙いは何だったのか」。
 「北朝鮮の核・ミサイルや中国のめざましい台頭などを背景に、国民の間に漂いつつあった漠然とした不安を感じ取ってのことではなかったか」。

 漠然とした不安ではなく、明確な脅威ではないのか。北朝鮮のミサイル発射が国際的な大問題になったのに、事実を矮小化している。また、北朝鮮だけでなく中国でも台湾や日本に向けてミサイルが配備されていることを無視してはいけない。

 「だが、マイナス面も小さくなかった。平和主義を掲げる日本が、大義のないイラク戦争を即座に全面支持したことは、反対を押し切って自衛隊を派遣したこととともに歴史に苦い記録として残る。アラブ世界での日本のイメージを傷つけたことも無視できない」。

 日本のイメージを傷つけてはいない。サマワでは自衛隊は歓迎されているし、撤収した際には、もっと居て欲しいという住民の意見が多かった。(某紙のサマワ住民へのアンケートより)

 「小泉外交のつまずきはアジア、とくに中国との関係だった」。
 「政権初期から、いまのようなささくれだった中国、韓国との関係を思い描いていたわけではなかろう。良好な対米関係を基礎としつつ、近隣国やアジアと親密なつながりを築く。これが当初の外交ビジョンだったに違いない」。
 「それを頓挫させたのは、靖国神社参拝に対する国際的な反発の強さを読み違ったことだ」。
 「政治や経済などあらゆる面で日中は競い合い、あつれきが生まれている。アジア全体でも両国関係は大きな意味を持つ。これをどう安定させるか、外交の真価が問われる時期に靖国参拝で逆に抜き差しならない対立をあおってしまった」。

 いつも通りの書き方だ。靖国参拝に反対しているのは中国と韓国だけだ。それをアジア全体と書く。首相や安倍氏の言うように靖国の一件だけで会談をしないというのがおかしいのだ。いわゆる「A級戦犯」を分祀したり、別の追悼施設を作っても何の解決にもならない。中・韓は別の理由をつけて日本を攻撃してくるだけだ。

 「修復のための努力はあった。新たな国立追悼施設を検討すると金大中・韓国大統領(当時)に約束したのもそのひとつだ。だが、参拝が度重なるなかで、売り言葉に買い言葉のような不毛な応酬に陥り、手がかりを失っていった」。

 日本政府が約束を守っていないかのような書き方だ。政府は「新たな国立追悼施設を検討」し、その結果施設は不要という結論になった。あくまでも「検討」を約束しただけであるから、建設する必要などない。

 「中国などとの対話を重視する福田康夫官房長官が官邸を去り、やがて毅然(きぜん)とした外交が持論の安倍晋三氏が官房長官に登用される。それは近隣国外交での首相の挫折を反映した人事でもあったろう」。

 「首相の挫折を反映した」などと言うのは安倍氏に失礼だ。印象操作ではないのか。

朝日は最近の社説などであからさまに安倍氏を批判し、福田氏を後押しした。これでは報道とはいえない。

 「ここ数年の小泉外交で目立ったのは戦略の混乱である。戦略の欠如と言ってもいいかもしれない。国連安保理の常任理事国を目指すならば、アジアの大国である中国の理解は欠かせないはずだ。それが中国はもとより、隣国の韓国の支持まで得られなかった」。

 中国が日本の国連常任理事国入りを認めるはずがない。アジア諸国で唯一の常任理事国という権益を、中国が自ら失うことなどありえないからだ。大体、国連は平和の為の国際機関ではない。戦勝国(連合国)の軍事同盟だ。少なくとも5大国の拒否権を無くさない限り、軍事同盟という性質は持ち続けることになる。また、韓国は中国の威を借りて反日に邁進しているだけだ。

 「『靖国』克服してこそ」
 「北朝鮮問題でも、中韓との連携が不可欠なのにぎくしゃくした対応を強いられた。日中の不協和音は、両国を軸にした地域の発展戦略を模索する東南アジア諸国を困惑させている」。

 軍事力を増強し領土を拡張し続けている中国に、東南アジア諸国は困惑、いや迷惑している。アジアの平和を最も乱しているのが中国だ。今を見ずに60年前の日本を問題にするのはおかしい。

 「靖国問題でダイナミズムを失ってしまった日本のアジア外交をどう立て直すか。自民党総裁選では靖国の争点化を避ける動きも出ているが、この問題を乗り越えることなくして展望が開けるとは思えない。小泉外交が残した最大の負の遺産なのだから」。

 靖国の争点化を避けるのは当然だ。政府の分裂につけ込んで中国と韓国が内政干渉してくるのは目に見えている。外国の内政干渉を利用して政権を奪おうとしたり、世論を操作したりするのは、民主主義ではない。それどころか民主主義の根幹を揺るがす大問題である。特に首相の靖国参拝を大々的に記事にして中国に外交カードとして与えた朝日のやり口は絶対に許せない。問題化のは朝日であり、騒ぎつづけているのも朝日だ。

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