韓国に優しい朝日
朝日新聞26日朝刊の社説は「盧大統領 原則一本やりの危うさ」だ。25日の韓国大統領の談話を批判するようなタイトルになっているが、内容を読むとそうではない。抜粋する。
「過去、日本は朝鮮半島を植民地にして多大な迷惑をかけた。そのことは真摯に反省していかなければならない。侵略戦争の責任者もまつる靖国神社に首相が参拝するのは理が通らない。そうした点について、私たちは社説でこれまで何回も訴えてきた」。
日本の朝鮮統治は、欧米列強の植民地とは全く異なる。朝日の見方は植民地を支配と被支配の関係としか見ないマルクス主義者と同じである。また、大東亜戦争を侵略戦争というが、欧米がアジアを侵略していたのではないのか。事実を無視してはいけない。このような朝日の主張が、国内世論を分裂させ、結果的に韓国の利益になっている。そして韓国や中国の国策としての反日政策を利用し、日本政府を攻撃する。国内反日分子の先棒を担ぐ朝日は許せない。
「韓国の人たちが被害の歴史に竹島の領有権問題を重ね合わせて見がちなのも、まったく理解できないとは言わない」。
韓国の竹島支配の論拠は、歴史的事実や法に則ったものではなく、日本に侵略された島を取り戻したというだけだ。朝日が「まったく理解できないとは言わない」というのは、つまり韓国の領有を多少は認めるということだ。まわりくどい言い方だが。
「日韓の国交正常化にしろ漁業協定にしろ、島の帰属についての決着はあえて避けてきた。それを『逃げ』だと頭から否定すべきではない。棚上げしたうえで関係の進展をはかっていく現実的な知恵であった」。
ただの問題先送りである。現実的な知恵ではない。日本だけが妥協しているだけではないか。領土問題を棚上げにして偽りの友好関係を築けというのか。北朝鮮の拉致問題よりも日朝国交正常化を求めたのと同じだ。朝日は幾ら不祥事を起こしても、何ら変わるところはないことがわかる。
「竹島をめぐる今回の対立は、双方の外交努力でとりあえず急場をしのいだ。そんな状況で最高責任者が突き進めば、肝心な時に外交の手足を縛ってしまう」。
日本の弱腰外交で問題を先送りしただけだ。日本が弱腰だったから、韓国大統領が平気で強硬な談話を発表する。さらに韓国は外交での約束すら反故にしようとしているのだ。何が外交努力か。
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