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December 05, 2005

高齢者を悪質商法から守る

 読売新聞のページに、「高齢者を悪質商法から守る体制作りへ、連絡協が初会合」という記事がある。

 「官民が協力して、高齢者を悪質商法から守る体制作りを目指す『高齢消費者見守りネットワーク連絡協議会』の初会合が1日、内閣府で開かれた」。
 「増加傾向にある住宅リフォーム詐欺などの高齢者被害をくい止めるのが目的で、全国老人クラブ連合会など官民24機関が参加した」。
 「今後、具体的な手口や対処法などの情報を、民生委員やホームヘルパーを通じて確実に高齢者に伝える体制づくりを進める。来年4~5月をめどに対策をまとめる予定だ」。

 確かに自分の身の周りでも、このような高齢者を騙すような悪質商法が目に付く。白蟻退治、住宅の修理、消火器や警報機の販売、景品で高齢者を集めて高額商品を買わせる(所謂、催眠商法)、などだ。

 最近、催眠商法に関わったので、以下にまとめてみる。悪徳商法を肯定する馬鹿が多いので困る。広く周知するようにしてもらいたい。

法律ナビのページには次のような説明がある。

↓ここから
悪徳商法 [催眠商法]

「催眠商法」は、まず「無料で商品をお配りしています」などと街で声をかけ、会場に誘い込みます。大勢の人で埋められている会場は異様な熱気に包まれています。販売員が羽毛布団を手に取り、大声でその良さを説明します。会場にいるのはほとんどがお年寄りです。とくとくと説明があり、お年寄りたちのうなずく姿が目立ってきた頃、販売員はいきなり布団を両手にかざして叫びます。
「これ欲しい人!」
「はーい!」
 皆は大きな声で返事をしながら手を挙げます。「ほんとに欲しい人!」「今なら手に入るんですよ!」「欲しい人!」何度も販売員が叫ぶうち、立ち上がって返事をするお年よりも出てきます。催眠商法は、このような中で冷静な状態なら買うこともないであろう高価な商品をつい買わされてしまう商法です。催眠商法の中には、入り口に立ちはだかり、買わずには帰れないようにするといった暴力行為も行われています。
↑ここまで

また、警視庁のページに「催眠商法の手口」というページがあるので抜粋する。

↓ここから
【A子さんが騙されるまで】
◆催眠術のわな
 A子さんは、買い物に出掛けました。
 商店街で配っていたチラシを手にとると、そこには、輸入化粧品が無料でもらえると書いてありました。
 彼女が早速チラシに書いてある場所に行ってみると、すでに30名ほどの人が集まっていました。そこでは司会者が、集まった人に化粧品のサンプルを配りながら「皆さん、今日はラッキーですね」とか「ここに来た人はみんないい人」と言いながら手を挙げて「ハイ」と声を出す練習をさせていました。

◆悲劇の始まり
 ここからが悲劇の始まりです。
 司会者が手にした品物を「通常千円のところ今日はなんと百円、欲しい人」と大声で言い、練習したとおりみんなが大きな声で「ハイ」と返事をしていきます。中でも元気の良かった奥さんに「気に入ったのでタダであげよう!」と言ってあげたりしていました。
 これを何回か繰り返すうち、会場全体が、早い者勝ちで、この場で買わないと損をするような雰囲気になっていきました。

◆落とし穴
 そして遂に「羽毛布団、通常40万円のところ今日は半額!」との司会者の声に、A子さんは催眠術でもかけられたように大きな声で「ハイ」と手を挙げてしまいました。
 はっと金額の高さに気付きやめようとしましたが、「分割払いでもいい、他のお客さんが次の品物が出るのを待っているんだ」などと迫られ契約書にサインしてしまいました。
 それ以降出てくる品物はすべて高いものばかり、何か買わないと帰れない雰囲気になっていたのです。
↑ここまで

 正常な判断が出来ない状態で行った契約は無効のはずなのだが、事を荒立てたくない高齢者が多いため、社会問題化しないのだろう。このような状態でも催眠商法を肯定する奴らがいるので、肯定者に行った反論を書く。

●口コミで宣伝し勧誘を行なっていない。
 知人の紹介で初めて店舗に出かける。会場ではまず無料で商品が配られるが、次第に高額商品を売るようになる。帰りたくても知人はまだ会場で手を挙げ、商品を買おうとしている。店員に強制されなくても帰り辛い状況にあるのは間違いない。まして対象は大人しいお年寄りだ。知人の紹介であるが故に断りきれなくなってしまうのだ。

●購入を強制していない。
 催眠商法は周囲の雰囲気で、高価な商品を買わせるようにする方法だ。暴力で購入を強制すれば明らかに違法だが、そうしないのが「催眠商法」と言われる所以である。

●3ヶ月は店舗を移動していない。
 固定式の店舗なら、購入した商品に不満があればいつでも返品や交換に行くことができる。だが移動してしまえば、店舗がどこにあるのかわからない。購入者が面倒を避けるため返品せず泣き寝入りになる場合があるのではないか。逆に、顧客を大切にしているのなら店舗で再度商品を買いたいという人も出てくるだろう。でも優良顧客を捨てて移動してしまう。新規顧客の獲得より既存優良顧客の囲い込みの方が容易なはずだ。何故か。新しい地域で新規顧客を騙した方が儲かるからである。他の理由は見当たらない。真っ当な商売をするのならまず店舗を固定すべきである。

●普通の店で高級品を買うのと同じ。
 普通の店で店員の言葉につられて高級品をつい買ってしまうことはある。しかし催眠商法とは明らかに異なる。まず、普通の店では商品選択の余地があることである。催眠商法では、店員が1種類の商品を取り出して実演して売りつけるのだ。選択の余地は無い。次に、催眠商法で扱う高級品は確かに高級かも知れないが、普通の店で買えば同等品がもっと安く買える場合が多い。過剰な利益を上乗せする店で買う必要は無い。そして、催眠商法では会場から出にくい雰囲気がある。冷静でない状態での契約は原則無効である。

●本人は満足している。
 催眠商法で商品を買ったお年寄りは満足しているが、家族が文句を言う場合が多い。収入に見合わぬ高額商品を買ったこともあるが、一番は、普通の店で買えば同等品がもっと安く買えるという点だ。普通の店で適正と思われる価格で商品を買い、余った金はもっと自分たちのために使って欲しい。奥さんが夫に黙って高級ブランド品を買ったのとは違う。高級ブランド品の価格は高くても妥当と考えられるからだ。

●クーリングオフを行なっている。
 どれだけのお年寄りがクーリングオフの制度を知っているか疑問だ。また店舗が移動するので返品先が明確でない。結局、面倒なことは誰でも嫌なので、家族に怒られても自分が我慢すればよいということになるのだ。

●田舎に出店するのは出店費用が安いから。
 都会でも潰れかけた場末のビルや空き地など安い物件はある。でも都会では商売をしない。田舎の純朴で余暇の少ない人の良いお年寄りを対象にしているからだ。

●サラ金でも高利を取っているではないか。
 サラ金が高利なのは誰でも知っている。また日本には「借金は恥」という文化があったはずだ。だから、幾らサラ金からあくどい取立てをされても、借りた本人が悪いという意識がある。それに比べて催眠商法はどうか。高額商品は店舗では一切値引きに応じない。その商品が売れた時の粗利益はもちろん公表されていない。ある催眠商法の企業では、販促費に毎年数十億円を使うという。お年寄りにバラ撒く無料の商品の額だ。ところが高額商品の販売でそれをはるかに上回るだけの利益を得ている。騙されたほうが悪いとは絶対に言えない。

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